12インチMacBookのCPU・GPU・SSDなど各種ベンチマーク比較と外観レビュー!
MacBookを手に入れました!
4月10日に発売された12インチのMacBookを手に入れたので、現在手元にある過去のMacBookシリーズの各ベンチマークスコアなどを比較してみました。手に持ってみた感想としては小さくて軽いことはもちろんですが、非常に細部まで丁寧に作り込まれており高級感のあるデバイスになっていると感じます。
MacBookの外観レビュー
MacBook Pro Retinaモデルではディスプレイ部のロゴがなくなっていましたが、12インチMacBook (Retina,Eealy 2015)より復活を果たしました。
薄くなったキーボードは見た目の通りキー自体が薄くなっていることからストロークは非常に浅くなっています。しかし、新構造のバタフライ構造によってしっかりクリック感を得ることができ、最初は違和感を感じましたが、次第に慣れていくのかなって思います。
ポートは電源兼用のUSB-CだけとなっておりMagSafeの電源ケーブルは廃止されています。もし足に引っかけることがあるとそのままMacBookを床に叩き付けることになるので注意しないといけませんね。
ちなみに、充電をするときはiPhoneやiPadと同じように電源開始の音がなります。
新しくなったキーボードはキーひとつひとつにLEDが搭載されており、暗い場所ではこんな感じにカッコイイ雰囲気を演出してくれます!
わざと電気を消して暗い部屋で作業をしたくなる、そんなLED付きキーボードですね!さて、各種ベンチマークスコアを測定をしました。
手持ちの機種を使って比較をしてみたのですが、非RetinaのMacBook Pro 15 (Mid 2010 ストレージをSSDに改造)、Retina搭載のMacBook ProR 15 (Late 2013)、そしてMacBook Pro 12 (Early 2015)との比較となっています。
CPU/GPU(CINEBENCH R15)
・MacBook Pro 15 (Mid 2010):195cd / 15.89ftp
・MacBook ProR 15 (Late 2013):533cd / 30.40ftp・57.75ftp
・MacBook Pro 12 (Early 2015):205cd / 18.74ftp
CINEBENCH R15のスコアでは5年前のMacBook Proよりも少しだけ性能が良いという結果となっています。やはり、15インチモデルはクアッドコアのCPUや外部GPUも搭載していることもあり性能はかなり良くなっていますね。
システム全体(NovaBench)
MacBook Pro 15 (Mid 2010)
・CPU:370
・GPU:107
・ストレージ:44
・RAM:154
MacBook Pro R 15 (Late 2013)
・CPU:751
・GPU:121
・ストレージ:62
・RAM:229
MacBook Pro 12 (Early 2015)
・CPU:310
・GPU:33
・ストレージ:38
・RAM:160
CPUプロセッサについてのベンチマークについては他の記事でも紹介しています。
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SSDストレージの速度(Disk Speed Test)
MacBook Pro 15 (Mid 2010)
元々はHDDが搭載されていたモデルですが改造してSSDを搭載しています。接続がSATAということもあり、かなり遅い速度となっています。
・SATA リンク速度3ギガビット
・書き込み速度:217.6MB/s
・読み込み速度:263.4MB/s
MacBook Pro 15 R (Late 2013)
・PCIe リンク速度5GT/s リンク幅×2
・書き込み速度:637.0MB/s
・読み込み速度:720.4MB/s
MacBook Pro 12 (Early 2015)
・NVMe リンク速度5GT/s リンク幅×4
・書き込み速度:474.1MB/s
・読み込み速度:738.4MB/s
12インチMacBookのSSDストレージは次世代規格のNVMeが採用されています。また、コントローラチップもApple独自に開発されたものが採用されていることが明らかになっています。
関連 12インチMacBookのSSDコントローラチップはAppleが独自開発したもの
その割にPCIe 2.0のストレージの速度にも及ばないものになっているのが少し残念なところですね。
必要最低限のスペック
12インチのMacBookは必要最低限のスペックとなっており、動画処理などの負荷をかける作業をしない場合なら十分だと思います。
確かに、ウィンドウをたくさん立ち上げた状態でMission Controlを起動すると動作が遅いなどもの凄く快適に使うには少し難がありますが、MacBookは小型で軽いということが一番のウリでどこにでも簡単に持ち運ぶことができるというのが非常に魅力的なマシンと言えるのではないでしょうか。
すでにメイン機としてiMacやMacBook(特に15インチモデル)を利用しているユーザーのサブ機として活躍することになるでしょう!