iOSベースのMacはタッチパネル、LTE、GPS、防水に対応し2020年に登場か
ARMアークテクチャMacのプロトタイプが存在か
AppleのMacは2006年にIBMのPowerPCプロセッサからIntelプロセッサに移行をしましたが、2020年にAppleが開発をした独自プロセッサに移行する計画をしていることは、何回も噂になっています。
そして、新たな情報として、現在は「Star」というコードネームでプロトタイプモデル「N84」を開発していて中国のPegatronで2018年1月に試作機が製造されてAppleに納品されたとのこと。
LTE通信対応に防水仕様に
「N84」はApple Aプロセッサ同様にARMアークテクチャを採用した新開発のプロセッサを採用し、SIMカードスロット(LTE通信に対応)、GPS、コンパスを搭載してMacの起動システムであるEFIで動作するデバイスになっているそうです。
また、防水仕様にもなっているとのことでモバイルデバイスらしい仕様になっているようですね。
この新しいデバイスはiPhone、iPad、Macとは別の新シリーズに分類されたiOSデバイスになり、既存のMacシリーズともまた違ったシリーズになる可能性が高く、2020年にも、この新しいデバイスが登場することになるとのこと。
iOSとmacOSの統合ではなくiOSの進化系?
以前からiOSとmacOSの統合の話題は出てきていますが、Appleは両OSの統合を否定してきた経緯があります。
しかし、ARMアーキテクチャのプロセッサを搭載する新しいデバイスということでiOSがベースになるのであればiPadの進化系デバイスとして登場する可能性はあるのかもしれません。
AppleはiOSとmacOSのアプリをどちらのデバイスでも起動させることが出来るユニバーサルアプリを2019年にも導入する動きがあります。
新しいiOSが進化系macOSが2020年にお披露目されて、既存のMacのアプリをユニバーサルアプリとしてしばらく並行して利用することが出来るようにして、数年後には完全にARMプロセッサで動作するアプリのみになるのかもしれません。
過去にPowerPCプロセッサからIntelプロセッサに移行した時も、Intel MacでPowerPC版アプリを起動することが出来るユニバーサルアプリで対応をしていましたが、intelからARMへの移行も同じような道筋を取ろうとしているのかもしれませんね。
現在もiOSはiPhone版とiPad版の二つのバージョンがあるので、iOSとmacOSの統合というよりも、3つのiOSが共存する形になるのかもしれません。
- iPhone版iOS
- iPad版iOS
- Mac版iOS
これならiOSが進化したということになるので、iOSとmacOSの統合ではないというのは納得できます。(こじつけ?)2020年には新しいタイプのMacがお披露目される計画ということで、数年後のMacはどのような変化をすることになるのか、非常に楽しみです。