iCloudのパスワードを変更し2段階認証の設定をiPhoneでする方法
4000万人分のiCloudパスワードが流出?
最大で4000万人のAppleのデバイスで利用しているiCloudのパスワードが流出した可能性があるとCSO Onlineが伝えていることが7月11日に明らかになりましたが、これにより「iPhoneを探す」や「iPadを探す」、「Macを探す」の「紛失モード」が悪用されて端末がロック状態にされてしまい身代金が要求されるという悪質な手口が発生しているようです。
身代金の金額は30ドル(約3000円)から50ドル(約5000円)と少額になっていることから、ロック解除させられるのであれば払ってしまおうと考えるユーザーも多いのかもしれませんね。
今回の事件についてアンチウイルスソフトメーカーのカスペルスキーはAppleのユーザーに対してiCloudのパスワード変更を推奨しています。ということで、iCloudパスワードの変更と2段階認証の設定の方法を紹介します!
iCloud.comからパスワードを変更
iCloudのパスワードを変更する方法として、ウェブブラウザからiCloud.comにアクセスしログインして「設定」の「Apple ID 管理」をクリックすると、Apple IDのパスワードなどを変更する画面が表示されます。
ただし、PCやMacのウェブブラウザからしかパスワードを変更することができないので注意が必要です。
iPhoneからパスワードを変更
iPhoneやiPadなど単体でiCloudのパスワードを変更するには、「設定」→「iCloud」にアクセスするとログインしているアカウント名が表示されるので、これをタップします。パスワードを入力してログイン、「パスワードとセキュリティ」の「パスワードを変更…」でiCloudのパスワードを変更することができます。
パスワードを変更すると、数台で運用している場合は全ての端末で再ログインが必要となるので注意です!
2段階認証の設定を
よりセキュリティを高める方法として2段階認証の設定をすることをオススメします。2段階認証は設定したパスワードにプラスして登録してあるiPhoneに4桁のパスコードが送信され、それを入力することでアクセスすることができる仕組みとなっており、パスワードが流出したとしても悪用されることを防ぐことができます。
先程と同じ「パスワードとセキュリティ」の項目の「2ファクタ認証を設定…」を選択して2段階認証の設定を行います。
Apple IDを取得した時に作成した質問に答えて本人確認を行い、さらにSMSを受信することができる電話番号、または音声通話が可能な電話番号を入力して確認コードを発行して入力します。
パスワードを忘れた時のために復旧キーが発行されます。
発行された復旧キーを確認のために入力し、規約に同意することで2段階認証が完了します。今後はApple IDのアカウント画面にアクセスする時も設定した信頼できるデバイスにコードが発行され、そのコードを入力することでアクセスすることができる仕組みへとセキュリティが強固なものになります。
2段階認証の設定をしておくだけで例えパスワードが流出してもアクセスすることは難しくなるので、ぜひとも設定しておきましょうね!それにしても「合言葉」とかって絶対に忘れるのでやめて欲しいんですけど…。