OS XではなくMacOSの表記がApple公式サイトにて発見される
Apple公式ページに「MacOS」の文字が
少し前に「OS X 10.11.4」の内部コードに「macOS」と記述されているファイルが発見されたことが話題となっていましたが、Appleが公開した「Environment」ページにて、OS Xではなく「MacOS」という表現をしている箇所が発見され、将来的にOS Xは「MacOS」の名称に変更される可能性が高くなったようです。
こちらがEnvironmentページにて公開されている文章で、確かに「MacOS」の文字が記載されていることが確認できます。
「MacOS」という名称は2010年10月にリリースされた「Mac OS X 10.7 Lion」まで使われていたものですが、2012年2月のにリリースされた「OS X 10.8 Mountain Lion」以降はMacOSの名称が消えて「OS X」が採用されてきました。しかし、MacOSの歴史は古く1997年の「Mac OS 8」から採用されていました。
最近のOSはiPhoneやiPadなどのモバイルデバイスは「iOS」、Apple ウォッチが「watchOS」、Apple TVが「tvOS」と製品名の名称が頭に付属しているので、統一性を重視して「OS X」が「MacOS」に再び変更される可能性は非常に高いと言えるかもしれません。
本当に名称が「OS X」から「MacOS」に変更されるかどうかは定かではありませんが、2016年6月に開催される開発者会議「WWDC 2016」にて新OSとして発表されるかもしれません。
iOSとOS Xの今後は?
個人的にはそろそろ「MacOS 11」へとバージョンが変更されてもいいのではないかと思っています。MicrosoftはPCとタブレットの融和策としてWindows 10はタブレットモードを搭載しOSの一本化に成功しています。
同一のアプリを利用できるなど様々なメリットがあり一昔前と違ってタブレットの性能も大幅に向上したことからタブレットとPCの境界線というものが曖昧になってきているようにも感じます。
Appleは今まではiOSとOS Xの融合はないと頑なに否定してきましたが、標準のスマートキーボードやApple Pencilに対応したiPad Proをリリースするなど、その考えにブレが生じてきているようにも感じます。その答えを「WWDC 2016」にて見ることができるのか注目されるところです。
もし、iOSとMacOSがさらに親和性が増すことになるとすれば、今までのOSとは一味違ったものになるので名称を「MacOS 11」に変更してしまってもいいのかもしれません。