12.9インチiPad Pro(第2世代)レビュー!デザインはほぼ同じだが性能は大きく進化!
iPad Pro(第2世代)レビュー
2017年6月より販売が開始された12.9インチiPad Pro(第2世代)を購入しました!やっぱり12.9インチのディスプレイは大きいですね〜!秋にリリースされるiOS11との組み合わせでは最高のパフォーマンスを発揮することになりそうで楽しみです。
見た目は同じだが中身は大きく進化!
12.9インチのiPad Proは2015年10月に第1世代がリリースされ1年半ぶりのアップデートということで、ディスプレイの画質が綺麗(P3広色域に対応)になり120Hzのリフレッシュレートに対応したPro Motionテクノロジーが搭載されるなど、見た目は変わりませんが大きな進化を遂げています。
モデル | iPad Pro 12.9インチ 第2世代 |
iPad Pro 12.9インチ 第1世代 |
iPad Pro 10.5インチ |
iPad Pro 9.7インチ |
iPad 第5世代 |
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ディスプレイ サイズ |
12.9インチ | 10.5インチ | 9.7インチ | ||
解像度 | 2,732 x 2,048ピクセル 264ppi |
2,224 x 1,668ピクセル 264ppi |
2,048 x 1,536ピクセル 264ppi |
||
広色域ディスプレイ(P3) | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
反射防止コーティング フルラミネーション・True Toneディスプレイ |
◯ | × | ◯ | ◯ | × |
ProMotionテクノロジー | ◯ | × | ◯ | × | × |
CPU | A10X Fusion 6コア(3+3) |
A9X 2コア |
A10X Fusion 6コア(3+3) |
A9X 2コア |
A9 2コア |
GPU | 型式不明 12コア |
PowerVR Series 7XT 12コア |
型式不明 12コア |
PowerVR Series 7XT 12コア |
PowerVR GT7600 6コア |
ISP (画像信号プロセッサ) |
◯ | × | ◯ | × | × |
ストレージ | 64GB/256GB/512GB | 32GB/128GB/256GB | 64GB/256GB/512GB | 32GB/128GB/256GB | 32GB/128GB/ |
背面(iSight)カメラ | 1200万画素 ƒ/1.8の開口部 |
800万画素 ƒ/2.4の開口部 |
1200万画素 ƒ/1.8の開口部 |
1200万画素 ƒ/2.2の開口部 |
800万画素 ƒ/2.4の開口部 |
光学式手ぶれ補正 | ◯ | × | ◯ | × | × |
True Toneフラッシュ | クアッドLED | × | クアッドLED | デュアルLED | × |
Focus Pixelsオートフォーカス | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
4K動画撮影 | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
720p(240fps)スローモーション | ◯ | × | ◯ | ◯ | × |
連続オートフォーカスビデオ | ◯ | ×(タップしてフォーカス) | ◯ | ◯ | ×(タップしてフォーカス) |
人体検出と顔検出 | ◯ | ×(顔検出) | ◯ | ◯ | ×(顔検出) |
前面(FaceTime)カメラ | 700万画素 1080p HDビデオ撮影 |
120万画素 720p HDビデオ撮影 |
700万画素 1080p HDビデオ撮影 |
500万画素 720p HDビデオ撮影 |
120万画素 720p HDビデオ撮影 |
Retina Flash | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
オーディオ | 4スピーカー | 2スピーカー | |||
Touch ID | 第2世代 | 第1世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 |
Wi-Fi | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)MIMO デュアルチャンネル(2.4GHz/5GHz) |
||||
Bluetooth | 4.2 | ||||
LTE | LTE-Advanced(25バンド) | LTE(21バンド) | LTE-Advanced(25バンド) | LTE-Advanced(25バンド) | LTE(21バンド) |
高さ | 305.7 mm | 250.6 mm | 240 mm | ||
幅 | 220.6 mm | 174.1 mm | 169.5 mm | ||
厚さ | 6.9 mm | 6.1 mm | 7.5 mm | ||
重さ | Wi-Fiモデル:677g Wi-Fi+Cellularモデル:692g |
Wi-Fiモデル:469 g Wi-Fi+Cellularモデル:477 g |
Wi-Fiモデル:437 g Wi-Fi+Cellularモデル:444 g |
Wi-Fiモデル:469 g Wi-Fi+Cellularモデル:477 g |
|
価格 Wi-Fi・下位モデル |
86,800円 | 販売終了 | 69,800円 | 販売終了 | 37,800円 |
A10X Fusionチップの性能が大きく向上
CPUプロセッサはA9XからA10X Fusionチップが搭載されてますが、3つのパワーコアと3つの省電力コアが状況に合わせて切り替わりながら動作するハイブリッドチップとなっています。
性能も大きく向上しておりGeekBench 4によるCPUの性能はマルチコアだと80%も向上していることが確認できます。
Geekbench 4 | iPad Pro 12.9 第2世代 |
iPad Pro 12.9 第1世代 |
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シングルコア | 3934 | 3078 |
マルチコア | 9397 | 5160 |
マルチコア | 9397 | 5160 |
GPUの性能をAntutuで計測してみると約20%ほど性能が向上していることが確認できます。
Antutu | iPad Pro 12.9 第2世代 |
iPad Pro 12.9 第1世代 |
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総合 | 229630 | 186514 |
3D | 899777 | 70732 |
UX | 60011 | 54060 |
CPU | 62699 | 49805 |
RAM | 16043 | 11017 |
意外だったのがRAMに関するスコアも大きく向上していることでしょうか。12.9インチiPad Proに搭載されいているRAMは両世代ともLPDDR4の4GBとなっていますが、第2世代は性能がさらに向上しているようです。
120HzのリフレッシュレートとP3対応のRetinaディスプレイ
iPad Pro 12.9(第2世代)の120Hzのリフレッシュレートに対応したPro Motionテクノロジーとの組み合わせで、3Dグラフィックスの表示がものすごくスムーズになっており、比較的表示が重いAututuの3D表示がスムーズに表示させることができます。
また、広色域のP3規格に対応したRetinaディスプレイはより色鮮やかになっています。
同じ画面を見比べるとはっきりとその違いが分かると思います。また、光の反射もしにくくなったので、画面が見やすくなりました。
僕は12.9インチのiPad Proでテレビを見ることが多いので、ディスプレイが反射しにくくなったのはかなり嬉しい進化でもあります。
パッケージと付属品
iPad Pro 12.9(第2世代)のパッケージは10.5インチモデルと同様にiPad Proを正面から見た画像が印刷されたパッケージとなっており、第1世代のパッケージに比べるとかなり色あざやかになりましたね。
今回はスペースグレイモデルを購入しました。なので ベゼル部分は白色ではなく黒色です。真っ黒です。
付属品はいつも通り、充電アダプタ(12W)、Lightning-USBケーブル、説明書、ステッカーとなっています。
本体の外観
では、iPad Pro 12.9(第2世代)の外観を見ていきます。本体下のLightningコネクタが搭載されています。
ホームボタンはタッチセンサーではなく物理ボタンで第2世代のTouch IDを搭載しているので、指紋認証速度も一瞬で完了します。今までは指紋認証するのに少しだけ間がありましたが、iPad Pro 12.9(第2世代)は一瞬で認証が完了してロック解除をすることが可能です。
本体上部右側に電源ボタンと音量ボタンがあります。
3.5mmフッドフォンジャックも引き続き採用されています。iPhoneは廃止されてしまいましたがiPadは引き続き採用が続けられることになるのでしょうかね。
背面に搭載されているiSightカメラは光学式手ぶれ補正機能を搭載した1200万画素のイメージセンサーが採用されています。レンズも6枚構成のf1.8のとても明るいものに変更され、暗いところでもブレにくい写真を撮影することが可能となっています。さらにクアッドLEDのフラッシュも搭載しています。
スペースグレイモデルはAppleのロゴマークもダークな感じでカッコいいですよ。
iPad Pro 12.9(第2世代)と(第1世代)の外観比較
旧モデルとの違いがあるのか比較して見ましょう。まず、一番最初に変わったと分かる箇所はカメラでしょうね。
第1世代はフラットカメラだったのに対し第2世代は出っ張りカメラに変更されました。しかもかなり大きくなって…。物理的制限ではなくわざとこういうデザインにしているのでしょうかね。
スピーカーグリルの数が9個から10個に増えている事が分かります。また第1世代までカメラの周りに搭載されていたマイクロフォンが本体中央部分に移設されていますね。
本体下部に搭載されているスピーカーもグリルの穴の数が9個から10個に増えていますね。
iPadのロゴマークの書体が変更されています。また認証マークなどの表示がなくなっていることもわかりますね。
本体横に搭載されているSmart Connector。
まとめ
iPad Pro(第2世代)は見た目はiPad Pro(第1世代)とほとんど変わりませんが、性能に関しては大幅に向上しました。
秋にリリースされるiOS 11はiPadを中心に機能が大きく向上するので、パワフルになったiPad Proとスマートキーボード、Apple pencilの組み合わせでMac以上の使い勝手を実現するかもしれません。120Hzのリフレッシュレートに対応したことでディスプレイに関してはMac以上の性能を持っていることになりますしね。
Macシリーズも次期モデルで120Hzのリフレッシュレートに対応することになるのか気になるところですが、2017年末にリリースされるiMacからは120Hzのフレッシュレートには対応していないようですし、まだまだ先の話になりそうですが。