タブレットとしてはiPad Pro 10.5よりもiPad Pro 9.7の方が使いやすい

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9.7インチiPad Proと10.5インチiPad Proの違い

10.5インチiPad Proが発売されたことで9.7インチiPad Proの販売は終了したことで、10.5インチiPad Proが事実上の9.7インチモデルの後継機となりました。0.8インチほどディスプレイサイズは大きくなり画面領域が20%ほど拡大したことになりますが、本体サイズはベゼル幅を狭くすることで肥大化を少なくすることに成功しています。

iPad Pro

左:iPad Pro 9.7、右:iPad Pro 10.5

10.5インチのiPad Proをしばらく使ってみて思ったのですが、タブレットとしては9.7インチiPad Proの方が使いやすかったのかなと感じています。ということで、9.7インチと10.5インチのiPad Proの実際の使用感についてまとめてみました。

ディスプレイと本体の大きさの違い

まず最初に、9.7インチと10.5インチのiPad Proの画面サイズと本体サイズは以下の差があり、本体サイズを抑えながら画面サイズが大きくなっているのがわかります。

iPad Pro 9.7 iPad Pro 10.5
画面サイズ 198 × 148mm 214 × 161mm
本体サイズ 240 × 169.5mm 250.6 × 174.1mm
ベゼル幅 20 × 9mm 17 × 5.5mm

10.5インチモデルはベゼル幅を狭くすることで本体サイズの肥大化を抑えているので手で持った印象は9.7インチモデルとさほど違いを感じることはありませんが、使用感はかなり異なるように思います。個人的な感想としてはタブレットとして使うには9.7インチモデルの方が使いやすく、モバイルノートライクに使うなら10.5インチモデルの方が使いやすいといった感じです。

まさにAppleが狙った通りなのかもしれません。タブレットとしての使用がメインなら無印のiPad(第5世代)を、スマートキーボードやApple Pencilで作業をメインにするなら10.5インチiPad Proを使ってもらうように、選びやすくなったとも言えるかもしれません。

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タブレットとしては9.7インチが使いやすい

画面サイズが大きくなったことで解像度も向上し一度に表示できる情報量は9.7インチモデルよりも10.5インチモデルの方が多いのは間違いありません。しかし、10.5インチモデルはベゼル幅が狭くなったことでタブレットとして手で持っての使用は少し使いにくくなったことは否めません。

9.7インチモデルは左手で持ちながら操作をしても指が画面内に入ることはありません。

iPad Pro 9.7を手で持つ

iPad Pro 9.7

しかし、10.5インチモデルは左手で持って操作をすると指が画面内に入ってしまいます。(縦持ちではなく横持ちなら問題はありません。)

iPad Pro 10.5を手で持つ

iPad Pro 10.5

iOSは指が画面の隅に触れていても誤動作を起こさないようになっているので、指が画面の隅に触れていても普通に操作することができるので画面内を持っても大丈夫という意識に切り替えることができれば今まで通り使うことができます。それでもベゼルが狭いだけあって9.7インチモデルの時のように手で持つと誤動作を起こすことがあります。つまり10.5インチモデルを手で持って操作するときは少し気を使う必要があるのです。

また、横になってiPadを見ていると少し画面が大きいな…と感じることもあり、タブレットとして使うのであれば9.7インチモデルがちょうど良いサイズなのかなと感じます。

10.5インチモデルはMicrosoft Officeの編集ができない

10.5インチiPad Proは画面が大きくなったことでスマートキーボードやApple Pencilを使った作業を推奨しているのにも関わらず、Microsoft Ofiiceでの編集作業についてはOffice365の月額1,400円のサブスクリプ ションを購入する必要があります。

Microsoft Office

左:iPad Pro 9.7、右:iPad Pro 10.5 Microsoft Office

なお、閲覧についてはOffice365のサブスクリプ ションは必要ありません。

画面サイズが大きいので作業領域は広い

表示領域は見ての通り10.5インチモデルの方が広いので作業性は高いのは間違いありません。

Microsoft Office 表示領域の違い

左:iPad Pro 9.7、右:iPad Pro 10.5 Microsoft Office 表示領域の違い

今まで無料だったのに10.5インチiPad Proに乗り換えたら有料になるってちょっと辛いところですよね。これが壁となり9.7インチモデルから10.5インチモデルに乗り換えることができないという人はいそうですね。

タブレットとして使うなら9.7インチモデルがおすすめ

スマートキーボードなどを装着してガッツリとiPadを使う予定がないのであれば9.7インチのiPadで十分満足することができるでしょう。ただし、現在販売されている無印のiPad(第5世代)は価格も非常に安くCPUプロセッサの性能も申し分ないA9チップを搭載していますが、本体の薄さが厚いなど旧世代のiPad Airの設計がベースになるなど世代遅れのスペックになっているのが残念なところ。

iPad Pro 10.5 iPad(第5世代) iPad Pro 9.7 iPad Air 2
サイズ 10.5インチ 2,224 x 1,668ピクセル 9.7インチ 2,048 x 1,536ピクセル
ディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、ProMotionテクノロジー、広色域ディスプレイ(P3)、True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング 耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング
CPU A10X Fusion A9 A9X A8X
RAM 4GB 2GB
本体サイズ 250.6 × 174.1 × 6.1mm 250.6 × 174.1 × 7.5mm 240 × 169.5 × 6.1mm

なので、もし予算に余裕があるのであればAppleの旧モデルを購入することができるiPad 整備済製品で9.7インチのiPad ProやiPad Air 2などの旧モデルを販売していることがあるので、これを狙うのもいいかと思います。特にiPad Air 2に関してはかなり安く購入することができるのでいいと思います。

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