iPad(第5世代)実機比較レビュー!iPad Air 2/Proから何が変わったのか?
iPad(第5世代)の開封レビュー!
iPad(第5世代)はiPad Air 2よりも本体の厚みや重量が増えてしまい、ディスプレイの品質も低下してしまうなどちょっと微妙なスペックになってしまいましたが、iPhone6s/6s Plusと同じA9プロセッサを搭載しながらiPad(第5世代)の32GBモデルなら3万円台で購入することができる、コストパフォーマンスに優れたデバイスになっていると思います。
ということで、iPad(第5世代)を購入したのでレビューをしたいと思います。iPad Air 2とiPad Proとの違いも比較していきたいと思います!
iPad(第5世代)スペック
iPad(第5世代)のスペックは以下のとおり、iPad Airと似た性能となっており、iPad Air 2の後継機ではなくiPad Airをベースに性能を進化させたようなデバイスになっていることがわかります。
iPad | iPad Pro | iPad Air 2 | iPad Air | |
ディスプレイ | 9.7インチ 2,048 x 1,536ピクセル | |||
ディスプレイ性能 |
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CPU | A9 | A9X | A8X | A7 |
RAM | 2GB | 1GB | ||
ストレージ容量 |
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背面カメラ |
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前面カメラ |
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Touch ID | ○ | × | ||
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n | ||
スピーカー | 2つ | 4つ | 2つ | |
Apple Pencil | × | ○ | × | × |
Smart Keyboard | × | ○ | × | × |
バッテリー容量 | 32.4Wh | 27.5Wh | 27.3Wh | 32.4Wh |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 | |||
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iPad(第5世代)の外観
iPad(第5世代)の箱はいつも通り白をベースとしたデザインとなっており、蓋を開けるとiPad本体が顔を出してくれます。
付属品は充電器とLighteningケーブルなどが入っています。
こちらが電源を入れた状態のiPad(第5世代)ですが、見た目はiPad Air 2やiPad Proとの違いが分からないですね。
指紋認証のTouch IDも搭載されているのでロック画面の解除や支払いの時に便利ですね。まあ、指紋認証は今や標準機能の一つですからね。今後、ホームボタンが廃止された時にどのようにして指紋認証機能を使うことになるのか気になるところ。
下部にステレオスピーカーとLighteningコネクタが搭載されています。
背面カメラに関してはiPad Proと違い、iPad Air 2と同じようにフラットなレンズとなっています。そもそも、どうしてiPad Proのカメラは出っ張りレンズになってしまったのかが謎すぎるんですけどね..。
iPad(第5世代)・iPad Pro・iPad Air 2の外観比較
iPad(第5世代)とiPad Pro、iPad Air 2の外観を比較してみます。
本体の厚み
iPad Air 2とiPad Proの本体厚みは6.1mmですが、iPad(第5世代)は7.5mmと1.4mm厚くなっています。数字上は大したことがないように見えますが、手で持つと明らかに厚くなっていることがわかります。また重量も増えているのでiPad Air 2を持ってからiPad(第5世代)を持つとすこし重いと感じるかもしれませんね。
ステレオスピーカーの位置はiPad Air 2と同じになっていることが確認できます。
また、エッジ部分の光り方が違うことも確認できますね。どうも加工処理が今までのiPadとは異なり、光沢のある処理から光沢のない処理に変更されているようですね。
iPhone 5sのマイナーアップモデルとなるiPhone SEもエッジ部分の可能がマットなものに変更されましたが、iPad(第5世代)も(iPad Airのマイナーアップモデルとして)同じような関係性になっていると言えるかもしれません。
音量ボタンは少しだけ大きくなっています。
というよりも幅が広くなった感じでしょうか。
iPad(第5世代)のカメラレンズはフラットタイプのものが搭載されています。LEDフラッシュは非搭載です。また、カメラレンズ近くにあったマイクの穴は本体中央に移設されているのがわかります。
iPad Air 2やiPad Proには搭載されているフルラミネーションディスプレイですが、iPad(第5世代)は非搭載となっており、見た目からその違いが分かります。
フルラミネーションディスプレイは保護パネルとの隙間が狭く光りの反射が少なく色合いもより深いものとなっています。
順番がバラバラで申し訳ないのですが、左からiPad Air 2、iPad Pro、iPad(第5世代)の光の反射を比較したものです。
フルラミネーションディスプレイを搭載していないiPad(第5世代)は保護パネルとの隙間も広く反射も多くなってしまい、明るい場所で使う場合は少し見にくいと感じることもあるかもしれませんね。
iPad Proとの差別化
iPad(第5世代)は本体サイズやRetinaディスプレイの品質が2世代前のiPad Airと同じとなっておりiPad Air 2の後継機とはいえないスペックになってしまいましたが、価格がiPad Air 2よりも安くなっていることから手に取りやすいと感じる方も多いのかもしれません。
Wi-Fiモデル | iPad(第5世代) | iPad Air 2(廃型) | iPad Pro |
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32GB | 37,800円 | 42,800円 | 62,800円 |
128GB | 48,880円 | 52,800円 | 72,800円 |
256GB | – | – | 82,800円 |
性能はiPhone6s/6s Plus/SEに採用されているA9チップを搭載しているので、iPad Air 2と同等レベルの性能を持っているので普通に使うなら特の問題は出てこないでしょう。むしろ、性能は高い方だと思います。
とはいえ、iPad Air 2よりも本体の厚みを分厚くしたりディスプレイ品質を下げることで、よりiPad Proと差別化が図られたことにもなり、iPad Air 2の後継機を待ち望んでいたユーザーはiPad Proを購入するきっかけになるのかもしれませんね。iPadとiPad Proの32GBモデルの価格差は25,000円。これを高いと見るか、安いと見るか…。