iOS9をインストールした動作の遅いiPad2・iPhone4sを速くする方法

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iOS9でiPhone4s・iPad2の動作は軽くならず

Appleの公式発表によるとiOS9はパフォーマンスが向上しているとなっていましたが、iPhone 4sやiPad 2などの旧モデルに対しては残念ながらパフォーマンスの向上はそれほど感じることができません。(キーボードの表示は速くなったようにも感じます)

iOS9 iPhone 4s・iPad2の動作を軽くする方法

ということで、iOS9においても少しでも動作が軽くなるように設定する方法を紹介します。

iOS9でiPhone4s・iPad2の動作を速くする方法

基本的には、iOS8と同じで視差効果や透明度をオフにする設定を行っていきます。設定の方法は「設定」→「アクセシビリティ」から「コントラストを上げる」と「視差効果を減らす」の設定を切り替えます。

アクセシビリティ iOS9

「透明度を下げる」と「視差効果を減らす」の項目をオンにします。

透明度を下げると視差効果を減らす iOS9

64bitのA7チップ以降のプロセッサを搭載したiPhone5s、iPad Air以降のモデルであればMetalなどのGPU機能が拡張されたことでパフォーマンスが向上していることが期待できます。

しかし、32bitのA6プロセッサ以前のiPhone5やiPad4、iPod Touch 5のiOS端末においてはiOS9をインストールしてもパフォーマンスの向上はあまりしていないようで、このような透明効果やアニメーション効果をオフにするだけで動作が軽くなることが期待できます。

以下、設定によって画面がどう変化するのか確認していきます。

透明度を下げる

「透明度を下げる」と見た目が以下のように変化します。

ホーム画面

ホーム画面は下のDOCK部分の色が灰色に変化していることが確認できます。

iOS9 ホーム画面

コントロールセンター

コントロールセンターは透明度を下げるをオフの状態では背景が透けてカラフルですが、オンに状態ではモノクロとなりシックな雰囲気に。これはこれでアリなのかもしれません。

コントロールセンター iOS9

通知センター

通知センターは背景が透けていましたが透明度を下げることで、完全に黒色の画面に変化します。

通知センター IOS9

SIRIの検索候補

iOS9からの新機能となる「SIRIの検索候補」のモノクロ画面となります。ちなみに、iPhone4sやiPad 2などのSiriの機能が搭載されていないモデルはこの画面は表示されません。

SIRIの検索候補

Safari

Safariの画面もメニューバーの部分が黒色になっていたりと微妙に変化があります。

ios9_108

ちょっとした変化ですが、非力なプロセッサを搭載しているモデルにとっては、透明度の機能の負荷が大きいのか透明度を下げるだけでも動作は速くなるように感じます。

視差効果を減らす

「視差効果を減らす」をオンにすることでアプリを起動するときのアニメーションがオフとなり、モヤっとした画面の切り替わりへと変化します。また背景の遠近動作もオフになるので余計なところでパワーを使わなくなるので少しはパフォーマンスの向上が期待できそうです。

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その他

その他にも、バックグラウンドで動作している機能をオフにすることで全体的な動作が軽くなることもあります。

「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」でバックグラウンドで更新する必要のないアプリを無効化することで速度が改善する場合も。

また、ストレージ容量が圧迫していると、全体的な動作が遅くなる場合もあるので必要のないデータはできるだけ削除してしまうのがいいかと思います。

A5プロセッサ搭載モデルはそろそろ限界か..

iPad2とiPhone4sはメインとしては使っていませんが、子どもが使ったり、車の音楽プレーヤーとして利用したりと未だに現役機種として活躍しています。今回リリースされたiOS9で動作が軽くなることに期待をしたのですが、ちょっと期待外れなところがあったようです。

Appleの説明には「iOS 9のアプリケーションがMetalを最大限に活用できるようになり、スクロールはより速く、アニメーションはよりスムーズになり、全体的なパフォーマンスもより優れたものになる」と書いてあるのでしが、64bitのA7プロセッサ以降でないとその恩恵を受けることはできないのかもしれません。

今後、これ以上のパフォーマンスの向上は望めないかもしれませんね。もしかするとiPhone 4sとiPad 2に関しては2016年にリリースされるとみられるiOS10では対応から外れる可能性も高いので本当にそろそろ世代交代なのかもしれません。

追記:iOS9をインストールしたiPhone 4sをしばらく使って見たのですが、動作が少しだけ軽くなったようにも感じます。iOS8.4.1を使うよりもiOS9にアップデートをした方が快適になる可能性は高いのかもしれません。

追記(2016年12月):最新バージョンとなるiOS10ではA5プロセッサ搭載モデルはアップデート非対応になり、A6プロセッサを搭載したiPhone 5以上の機種で対応となりました。

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