iPhone7 Plusの「ポートレートカメラ」で背景をぼかす写真を撮る方法【iOS10.1】
iOS10.1でiPhone7 Plusで「ポートレートモード」が利用可能に!
iOS10.1の配信が開始されましたが、本アップデートによりiPhone7 Plusに搭載されているデュアルカメラシステムが大幅に機能アップすることになり、背景をボカすことができる「ポートレートモード」を使うことができるようになります。
iPhone7 Plusは広角(f1.8/焦点距離28mm相当)と望遠(f2.8/焦点距離56mm相当)のレンズを組み合わせてソフトウェアで合成処理を行うことで手前にある被写体をクッキリと背景をぼんやりとボカすことができるエフェクト「ポートレートモード」を使うことができ、簡単に一眼レフカメラで撮影したかのような写真を作り出すことができます。
といっても背景をボカすのが苦手な場面もあるのでその辺りも紹介していきたいと思います。
iPhone7 Plusのカメラで背景をぼかす方法
まず、Phone7 Plusの「ポートレートモード」の使い方について紹介します。まず、iOSのバージョンが「iOS10.1」以上にアップデートされていることを確認しましょう。もし、アップデートをしていないという方は「設定」アプリの「一般」→「アップデート」からアップデートをしてください。あとは、標準のカメラアプリを起動して左にスワイプし「ポートレート」にするだけで使うことが可能となります。
ただし、ポートレートモードが有効になるためには幾つかの条件をクリアしていないといけません。
まず、被写体に近いと「離れてください」という警告が表示されます。これは望遠レンズの焦点距離に関係しているものでおおよそですが被写体から60cm以上離れていないとポートレートモードを有効にすることができないことを確認しています。また被写体から離れすぎてもダメで240cm以内でポートレートモードを有効にすることができるような仕様となっています。
被写体が60cm以上240cm以内にある場合、以下のように「被写体深度エフェクト」の項目が黄色に点灯します。この状態になって初めて背景をぼかして写真を撮影することが可能となります。
なお、被写界深度エフェクトはリアルタイムで表示されるので、どんな雰囲気の写真になるのか確認しながら撮影をすることができます。上記のスクリーンショットは紙カップの上部がボケてしまっていますが写真を撮影するときちんと処理されるので安心してください。
なお、暗い場所ではポートレートモードを使うことができないので注意が必要です。
こんな写真を撮ることができます。
iPhone7 Plusのポートレートモードを使ってこのような写真を撮影することができます。ポートレートモードで撮影をすると通常の画像も同時に記録してくれるので、元の写真も確認することができます。
どうでしょうか。背景がぼけていることが確認出来るかと思います。
少しだけ違和感を覚えますが、雰囲気だけは一眼レフカメラ風と言ってもいいのではないでしょうか。
ただし、被写体が細いものになると少し苦手のようで輪郭が変な感じになってしまいます。
ポートレートモードという名から人物を撮影して背景をぼかして雰囲気のいい写真を撮ることができますが、髪の毛の処理がおかしくなることもあるので今後のアップデートでもう少し自然に表現できるようになることに期待ですね。