iOS10.3、APFSシステムファイルに対応しAirPodsを探すなどの新機能を搭載へ
iOS10.3の新機能について
Appleが開発者にiOS10の第3のメジャーアップデートとなる「iOS10.3」の初めてのbetaバージョンの配布を開始しました!2017年3月頃には正式版が公開されるのではないかとみられています。
iOS10.3では様々な機能が追加されるようでMacRumousでiOS10.3の新機能がまとめられています。→ 追記 17.3.28:iOS10.3が正式にリリースされました!
Appの起動終了のアニメーションの変更
Appの起動と終了する時のアニメーションのデザインが若干変更が掛けられており、ウィンドウの角が丸角に変更されていることが分かります。
目を凝らして見ないと違いが分からないかもしれませんが、アイコンの丸角に合わせてデザインを微調整したようですね。
Apple IDの設定プロファイル
「設定」アプリの「iCloud」の「Apple ID」を管理する画面が新しくなっており、所持してログインしているデバイスがすべて表示されるようになり、iTunesとApp Storeの設定画面もここから入ることができるようになっているようです。
iCloudストレージ
iOS10.3ではmacOSのようにiCloudストレージの内容を詳しく表示されるようになり一目で何のファイルが格納されているのかが確認できるようになっています。
Find My AirPods(AirPodsを探す)
ワイヤレスイヤホンのAirPodを紛失した時に使う「Find My AirPods(AirPodsを探す)」の機能を実装しているようです。
Find My AirPodsはすでにあるFind My iPhone(iPhoneを探す)の一部の機能となっており。同アプリ内からAirPodsを検出することができるようになっており、AirPodsをアイコンをタップすることでビープ音を出して在処を知らせてくれるようです。
ただ、AirPodsはGPS機能が搭載されているわけではないのでiPhoneとペアリングが成立している必要があり、あくまで部屋の中でAirPodsを紛失してしまった時に役に立つ機能のようです。
iPadで片手キーボード
iOS10.3をiPadに適用することで新しくなった片手キーボードが使えるようになるようです。
現行バージョンでも片手キーボードを利用することができますが、UIがあまり良いデザインでないため非常に使いにくいものとなっています。iOS10.3では場所を自由に動かしたり大きさを変更することができるようになり操作性がかなり向上されることになりそうです。
Sirikit
サードパーティ製のアプリがSiriにアクセスすることができるようになり、支払いに関する機能にも対応しより利便性が向上することになります。
CarPlay
最近使用したアプリの表示に対応、さらに電気自動車のEV充電ステーションの場所表示に対応へ。
地図アプリ
3D Touchを使ってアイコンをタップすることで1時間毎の天気予報を確認することが可能に。
Apple File Systemへシステムファイルを変更
iOS10.3にアップデートすることでシステムファイルがApple File System(APFS)に更新されます。
アップデートをする前はバックアップをすることを推奨しているようです。APFSはSSDストレージに最適化されたシステムファイルとなっており強力な暗号化機能、スペース共有、コピーオンライトメタデータ、ファイルとディレクトリのクローン作成、スナップショットなどの機能を備えています。
まとめ
iOS10.3でも細かい変更改善点が実施されるようですが、最大のアップデートはシステムファイルがAPFSに変更されることかもしれませんね。APFSはSSDストレージに最適化されたセキュアなシステムファイルでより快適にiPhoneやiPadを使うことができるようになるかもしれませんね。