MacBook ProのGPU自動切り替え動作がおかしい?ならば手動で切り替えてバッテリーを節約!
MacBook ProのGPUの自動切り替え動作がおかしい時
Appleが「OS X 10.8.3」をリリースしましたが、このアップデートを「MacBook Pro (2010年モデル)」にてディスクリートGPUへの切り替え頻度が増加したとO’Grady’s PowerPageが伝えています。
「MacBook Pro」は、チップセット内蔵GPUとディスクリート外部GPUの2つのGPUが搭載されており、負荷の状況によって自動的にGPUが切り替わる仕組みとなっていますが、「OS X 10.8.2」までは内蔵GPU(Intel HD Graphics)で処理していた作業が「OS X 10.8.3」ではディスクリート外部GPU(NVIDIA GeForce GT 330M)に切り替わるようになったとのこと。
ディスクリート外部GPUの方が性能はいいのですが消費電力が高く、モバイルで使用するときには不利となっていまいます。
今回のこの記事で気付いたのですが、僕が使用している「MacBook Pro Retina 15インチモデル (2012年)」も「OS X 10.8.3」アップデート後はより頻繁にディスクリート外部GPU(NVIDIA GeForce GT 650M)に切り替わっているような気がします。
アップデートする前の「OS X 10.8.2」ではAdobeの「Illustrator CS6」を起動しても内蔵GPU(Intel HD Graphics 4000)で動作していましたが、「OS X 10.8.3」ではディスクリート外部GPUに切り替わってしまいます。
さらにSafariを開いてるだけでもディスクリート外部GPUに切り替わることもしばしばある状態に。また、気持ちですが、確かに最近バッテリーの持ちが悪くなったような気がするんですよね。
手動でGPUを切り替えよう!
というわけで、MacBook Proの内蔵/外部GPUの自動切り替えが上手くいかないのであれば、思い切って使用するGPUを手動で切り替えることができる「gfxCardStatus」をインストールしてみました。
gfxCardStatusは、メニューバーに常駐し現在使用しているGPUがどちらなのかを表示してくれ、メニューバーから手動でGPUを切り替えができるアプリです。
内蔵GPUを使用の時が「i」、ディスクリート外部GPU使用の時が「d」と表示されます。設定の「smart menu bar iconを使う」にチェックを入れるとIntelは「i」AMDは「a」NVIDIAは「n」と表示されます。
そして手動でGPUを切り替えるときは以下の項目を選択することで意図した動作をさせることが可能です。
- Integrated Only(内蔵GPUのみを使う)
- Discrete Only(外部GPUのみを使う)
- Dynamic Switching(自動切り替え)
追記:OSがバージョンアップしたことで、GPUが意図しないところで切り替わることは少なくなったように感じます。ただ、このアプリは今、どちらのGPUを使用しているのかを視認的に確認することができるので重宝しているアプリと言えるかもしれませんね。