新型15インチMacBook Pro (Retina,2016) のスペックを予想してみた
新型15インチMacBook Pro Retina 2016のスペック予想
iMac 5Kディスプレイモデルや12インチのMacBookにてIntelの第6世代のCoreプロセッサ「Skylake」を搭載して発売が開始されましたが、そろそろMacBook Pro Retinaディスプレイモデルの新型モデルの期待が高まります。
現在の15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは2世代前の第4.5世代の「Haswell Refresh」が搭載されており少々古臭さを感じるようになってきました。そんな中で、2016年後半にも発売されるとみられる次期15インチMacBook Pro RetinaディスプレイモデルはIntelの第6世代Coreプロセッサの「Skylake」の搭載が確実視されます。
そこで、15インチMacBook Pro Retinaディスプレイ 2016年モデルについてのスペックについて予測をしてみました。なお、この記事は完全に個人的な予想と期待も含めた内容となっています。
デザインを完全刷新
現行モデルのデザインは2012年に初めてのRetinaディスプレイモデルから採用されたものとなっており、すでに4年もの月日が経過しています。これだけの長い期間、同じデザインで販売がされている製品はAppleならではと言ったところでしょうか。
MacBook Proの歴史として、2006年にアルミニウムボディとして生まれ変わり、2009年にアルミニウムユニボディへと進化、そして2012年にCD/DVDを廃止することでさらに薄型化改良されたアルミニウムユニボディへと形を変えました。
なのでそろそろデザインを変更してもいい頃合いなのかなと期待をしています。12インチのMacBookのようにディスプレイの設計を見直して、本体の厚みを薄くし、キーボードも新しいMagic keyboardの設計を使うことで全体的に現行モデルよりも薄くすることができるはずです。
そんな中で、キーボードに関しては12インチMacBookに採用された超薄型のバタフライ構造のキーボードが採用されるという情報があり、さらに新設計されたヒンジにより薄型化が実現する可能性が高いようです。
MacBook Proはモバイル性よりもパワーや使いやすさを求められるモデルなので、本当にバタフライ構造のキーボードを採用するのは少し以外のようにも感じますが、果たしてどうなるでしょうか。個人的にはMagic Keyboardくらいのキーがちょうど良いように感じますが。
また、可能なら12インチのMacBookのように段状の積層バッテリーを搭載し、MacBookやAirのようなデザインに変更してくれると、なお最高ですね。
ただ、バッテリー容量が極端に減るとバッテリー駆動時間が減ってしまって困るので可能ならというレベル。
有機ELのタッチバーと指紋認証Touch ID
MacBook Proは完全に新しい薄型軽量のデザインに刷新、キーボーボの上部にファンクションキーの代わりに有機ELディスプレイ搭載のタッチバーと指紋認証のTouch IDを搭載しするのではないかと言われています。
タッチバーは各アプリのショートカットキーに割り当てることができ、使い方次第では作業効率が向上するかもしれません。
Thunderbolt 3.0を搭載
現行モデルは最大転送速度20GbpsのThunderbolt 2.0が採用されていますが、5Kディスプレイを接続する場合はデュアルケーブル(2本)で接続する必要があります。
Thunderbolt 3.0 なら最大で40Gbpsの転送速度を誇るため1本のケーブルで5Kディスプレイと接続することが可能で今後のことを考えると Thunderbolt 3.0 にスペックアップして欲しいところ。また、USB 3.1 Type-Cとポートを共有化できるという点もメリットと言えるかもしれません。
USB 3.1 Type-Cを搭載
となると必然的にUSB-Cポートが採用されることになります。
もしそうなると、専用の電源アダプタMagSafe 2が廃止されることになり、USB-Cによる電源供給になる可能性があります。12インチMacBookのUSB 3.1 Type-CはGen1のため転送速度が5GbpsとUSB3.0と同じ。ここをGen2の10Gbpsに引き上げて欲しいところです。
(USB-CコネクタとThunderbolt 3のDisplay Portは同じ形のコネクタをしているので共用することが可能です。)
これらの外部ポートは「Thunderbolt 3/USB-C」の4ポートに集約されることになり、その他のポートとしてはヘッドフォンジャックのみになり、MagsafeとSDカードスロットは廃止されると見られています。
電源ポートとなるMagsafeはMacBookならではのプラグだったので撤廃されるのは残念ですが、USB-Cで電源供給をすることが可能であれば共用性を優先するのは当然といえるかもしれません。
スペックの予想
これらのことを踏まえてスペックはこんな感じになると予想。(上位モデルで比較)なお、7月の情報によると第7世代の「Kaby Lake」プロセッサの出荷が開始されたことで、発売される時期によって搭載される可能性もあるかもしれません。
モデル | MacBook Pro Retina , mid 2015 |
MacBook Pro Retina , 2016 予想(期待)スペック |
---|---|---|
ディスプレイ | 15.4インチ Retina 2880 × 1800 |
15.4インチ P3 Retina 2880 × 1800 |
CPU | Haswell Refresh Core i7-4870HQ 2.5GHz – 3.7GHz |
Skylake Core i7-6700HQ 2.6GHz – 3.5GHz |
iGPU | Intel Iris Pro 5200 | Intel HD Graphics 530 |
dGPU | AMD Radeon R9 M370X 2GB GDDR5 |
AMD Radeon R9 M390X/M395X(※新型400シリーズという噂も) 2GB/4GB GDDR5 |
RAM | 16GB 1,600MHz DDR3L |
16GB/32GB 1,866MHz DDR3L |
SSD | 512GB PCIe 8.0 GT/s |
512GB/1TB MVNe 8.0 GT/s |
ポート | MagSafe 2 Thunderbolt 2 ×2 USB 3.0 5Gbps ×2 SDXCカード HDMI 3.5mmヘッドフォン |
Thunderbolt 3 ×2 USB 3.1 Type-c 10Gbps ×2 SDXCカード HDMI 3.5mmヘッドフォン (※最新情報では、Thunderbolt 3 ×4と3.5mmヘッドフォンのみになるという噂) |
カラー | シルバー | シルバー スペースグレイ ゴールド |
あくまでデザインを完全に刷新したことを前提で予想しているので、CPUなどの入れ替えのみのマイナーアップデートになった場合は、USB-Cなどの搭載などはないでしょう。個人的にはカラーラインナップをMacBook同様に増やして欲しいな…と思っています。特にスペースグレイが欲しいですね。
MacBook Proのリーク画像
なお、13インチのMacBook Proの筐体とされる画像がリークされました。ファンクションキーが撤廃されているのが確認でき、トラックパッドが現行モデルよりも大型化されているように見えますね。
追記(2016年7月24日)
Intelが第7世代Coreプロセッサとなる「Kaby Lake」の「Kaby Lake-Y」と「Kaby Lake-U」の出荷が開始したとのことです。「Kaby Lake」は「Skylake」の後継プロセッサで新型MacBookにも採用が期待されるプロセッサとなっています。
13インチのMacBook Proには「Kaby Lake」が採用される可能性が高そうですが、15インチモデルに関してはハイエンド向けのプロセッサ「Kaby Lake-H」の出荷が2016年末になると言われているので、間に合わないかもしれないようですね。