12インチMacBookでAチップ移行に一歩前進?Core MとA8Xの性能比較!

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12インチMacBookの登場でAプロセッサへの移行が進む可能性

Appleが12インチの「MacBook」でインテルの「Core Mプロセッサ」を採用したことにより、以前から噂されていたMacBookシリーズにApple独自プロセッサとなるAチップが採用される可能性が一段と高まったのではないでしょうか。

A8X 2GBのRAM

image : ifixit

とにかくファンレス機構になったことでファンを持たないiPadのようにMacBookも設計をすることが可能となりました。

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Aプロセッサの最高峰の性能を持っているモデルは今のところiPad Air 2に採用されている「A8X」ですが、インテルの「Core M-5Y10」と同等レベル、場合によってはそれ以上の性能を持っていることがGeekbench 3のベンチスコアで明らかになっています。

Core M vs A8X ベンチマーク比較

Core M-5Y10は今回の「MacBook」に採用されているプロセッサよりもクロック数が抑えられたものになっていたり、動作しているOSがWindowsとiOSと異なるのでで完全な比較は出来ませんが参考にすることはできそうです。

プロセッサ Core M-5Y10 A8X
コア数 2コア4スレッド 3コア
クロック数 1GHz 1.5GHz
L1キャッシュ 32 KB x 2 64 KB
L2キャッシュ 256 KB x 2 2048 KB
L3キャッシュ 4096 KB
RAM 4GB 2GB

Core Mプロセッサは4.5Wの消費電力であることが発表されていますが、A8Xの消費電力はどれくらいのものなのかは不明です。タブレット端末となるiPad Air2で採用されているプロセッサなので同等レベルの消費電力であることが予想されますが、3コアであることやクロック周波数が高いことからもしかすると4.5Wよりも高い数字になっている可能性はあるのかもしれません。

こちらがGeekbench 3のスコア結果です。現時点のA8XプロセッサにおいてもMacBookを動作させるためのスペックは十分にもっていると考えることができそうです。

プロセッサ Core M-5Y10 A8X
シングルコア 1937 1812
マルチコア 3924 4477

Geekbench browser

シングルコアはCore Mの方がスコアは高いですが、マルチコアに関してはA8Xの方がパフォーマンスが高い結果となっています。実際に「MacBook」に搭載されるCore Mプロセッサは1.1GHz・1.2GHzとクロック動作数がこの結果のものより高いのでA8Xは敵わないかもしれませんがなかなか良いスコア合戦をしているといえそうです。

A10プロセッサからIntelから移行するという見込みも

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以前から2016年に登場する見込みのA10プロセッサからMacBookのプロセッサとして採用されるのではとKGI証券のアナリストらの憶測がありますが、現時点でほぼ同じスペックを持っていることを考えると十分に可能性はあるのかなーって思います。

また、2011年に発売されたMacbook AirのIntelのSandy Bridge世代のCore i5-2467Mプロセッサとの比較でもA8Xプロセッサが性能を凌いでいます。

A7 A8X Core i5-2467M
シングルコアスコア 1425 1815 1887
マルチコアスコア 2574 4515 3531

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12インチのMacBookでファンレス機構が実現したことで、Aプロセッサへの移行の準備が整いつつあるようにも思いますが、問題はOS Xのアーキテクチャをx86/x64からスムーズにARMに移行することが出来るかどうかなのかもしれません。

しかし、過去にAppleはIBM PowerPCからIntel x86に移行をした経緯もあるのでiOSと同じアーキテクチャになるというメリットもありそうですし、意外とスムーズに進むかもしれません。

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