macOS High Sierra 初期バージョンのAPFSはFusion Driveに非対応

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macOS High SierraのAPFSはFusion Driveに非対応

AppleのMacの新OSとなるmacOS High Sierraが9月26日にリリースされますが、macOS High Sierraにアップデートすることで自動的に新しいファイルシステムとなるApple File System(APFS)に置き換わります。

しかし、Apple File SystemはSSDストレージを搭載したMacのみに対応しており、iMacやMac miniの一部のモデルに存在するFusion Driveを搭載したモデルに関しては、APFSに変換されることはなく引き続きHFS+が採用されるようです。

iMac 2017

初期のmacOS High Sierraのベータ版ではFusion Driveを搭載したMacもAPFSに自動変換されていたそうですが、macOS High Sierra GM版でサポートが削除し、APFS から標準HFS +フォーマットに変換するための手順を公開しています。(→ Fusion Drive 搭載 Mac に macOS High Sierra をインストールする準備をする

Apple File System(APFS)とは

Apple File System(APFS)はフラッシュストレージ(SSD)を最適化するために開発されたファイルシステムとなっておりHDDを搭載しているMacは基本的に非対応となっています。

APFSを採用したmacOS High Sierraにアップグレードすることで、マルチスレッドに対応し強力な暗号化技術、Space Sharing(複数ファイルシステムの空き領域共有)対応、クラッシュプロテクション(メタデータのCopy-On-Writeなど)など、macOSの安定性が向上することになります。

初期のmacOS High SierraはSSDを搭載したMacのみに対応しFusion DriveはサポートされることがないAPFSですが、バグの解消されたのちにFusion Driveを搭載したMacもAPFSをサポートすることになる可能性があるようです。Fusion DriveはSSDとHHDの両ストレージを搭載したハイブリッドストレージとなっていますが、頻繁にアクセスするのはSSD側となるのでAPFSを何としてもサポートしてほしいところですよね。

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