AppleがmacOS High Sierraを正式発表!新ファイルシステムAPFSとMetal 2に対応!
Apple、macOS High Sierraを正式発表!
AppleがWWDC 2017にて、macOS High Sierra 10.13を正式発表しました!現行のmacOS Sierraをさらに洗練されたバージョンということで、macOS High Sierra という名称を採用したとのことで、正式リリースは2017年秋となり、本日より開発者にmacOS High Sierraの提供が開始されます。
Safariの改良
macOS High SierraではSafariの改良が実施され他のブラウザと比較しても高速に動作するようになり、Chromeと比較しても80%速くなっているとのこと。
また、Safariの自動再生ブロッキ機能Auto play Blockを搭載。サイトを開いてすぐに動画が再生されないようになります。
メールアプリの改善
Search Top Hitsという新機能を搭載。検索ワードに最も関連するEメールのリストを一番上位に表示させることができ、検索がよりスムーズになります。検索すればするほど学習し賢くなり、検索精度が上がるとのこと。
さらにフルスクリーン分割機能に2画面で表示させることも可能になります。
写真アプリの編集機能を強化
写真アプリの編集機能が大幅に強化されます。サイドメニューの項目が拡張され、より速く探している写真をピックアップすることが可能となります。さらに顔認識機能も強化されており、UIも改良が施されています。
写真の編集機能が大幅に強化されておりコントラストや色調整を「カーブ」や「選択的カラー」で調整することができるようになり、AdobeのPhotoshopでやっていたこともmacOS標準の写真アプリで実行することも可能になります。
また、Live Photosを編集することも可能となっており、「ループエフェクト」を使うことで何度も繰り返して再生されるビデオに変換することができます。「バウンス」を適用することでアクションを早送りしたり巻き戻すことができます。「長時間露光」を適用することでデジタル一眼レフカメラで撮影したような効果を得ることも可能に。
日本語ライブ入力が進化
日本語のライブ入力変換機能がさらに進化して、日本語を入力しているのか英語を入力しているのかを自動判別し、日本語と英語を組み合わせた文章を素早く入力することができるようになっています。macOS sierraのライブ入力だけでも相当便利だった機能がさらに進化することになります。
ファイルシステムにApple File System(APFS)を採用
iOS10.3で採用されたファイルシステムにApple File SystemがmacOS High Sierraにも採用され、ファイルのコピーや移動が高速に行うことが可能になり、暗号化機能が強化されクラッシュに対応した保護機能により、より安全に安定性の高いOSになっています。
ビデオのコーデックHEVC(H.265)に対応
ビデオのコーデックとしてHEVC(H.265)に対応。画質を保ったまま現在採用されているH.264よりもサイズを最大で40%も小さくすることが可能になります。
Metal 2に対応
グラフィックAPIのMetalが10倍も高速になったMetal2に対応。
グラフィックス性能が向上するだけではなく機械学習やバーチャルリアリティなどの機能を処理することもでき、Thunderbolt経由で外部GPUで動作させることができるようになります。また、強力なGPUパワーと使うことでVRヘッドセットと組み合わせることでVR体験をすることも可能になります。