macOS High Sierra 10.13が正式リリース!新機能と変更点について!

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macOS High Sierra 10.13が正式リリース!

AppleがmacOS High Sierra 10.13を正式にリリースしました。macOS High SierraにアップデートすることでSSDストレージを搭載したMacは自動的にHFS+後継のファイルシステム「Apple File System(APFS)」にアップデートされます。

メジャーアップデートとなるmacOS High Sierra 10.13はMac App Storeの「アップデート」ではなく「おすすめ」のトップバナーにmacOS High Sierraが表示されるので、そこからアップグレードすることが可能となっています。

macOS High Sierra 10.13

macOS High Sierra 10.13へのアップデートはバックアップをしっかり取ってから実行するようにしましょう!また、使用しているアプリが対応しているかどうか確認してからアップデートした方が良さそうです。

Apple File System(APFS)に対応

APFSはフラッシュストレージ(SSD)に最適化されたファイルシステムで今の時代に合わせた設計になっていることから、マルチスレッドに対応。さらに強力な暗号化技術が採用され、Space Sharing(複数ファイルシステムの空き領域共有)対応、クラッシュプロテクション(メタデータのCopy-On-Writeなど)などに対応するので、macOS High Sierraにアップデートすることで安定性が向上することになります。

なお、HDDモデルやFusion Driveを搭載したMacはAPFSにアップデートされることなくHFS+が引き続き採用されることになります。のちのアップデートでAPFSに対応するようです。

macOS High Sierra 10.13に対応するMac

macOS High Sierra 10.13に対応するMacは以下のモデル以降となるので、これよりも古いMacにはインストールすることはできません。

  • MacBook Air:2010年以降のモデル
  • MaacBook:Late 2009年以降のモデル
  • MacBook Pro:2010年以降のモデル
  • Mac mini:2010年以降のモデル
  • iMac:Late 2009年以降のモデル
  • Mac Pro:2010年以降のモデル

ちなみにmacOS Sierra 10.12と同じ要件となっているので、今使っているMacにmacOS Sierraがインストールされていれば、アップデートすることができると思っていいでしょう。macOS High Sierra 10.13はどのような新機能が搭載されるのか、個人的に気になる機能を抜粋したいと思います。

HEIC/HEVC(H.265)に対応

iOS11にも対応した新世代の写真と動画のエンコードとなるHEIC/HEVC(H.265)にmacOS High Sierra 10.13も対応しています。iOS11で撮影した写真や4K動画を今までの40%ほど容量を圧縮しながら写真アプリに保存することが可能となります。

写真アプリの編集機能が強化

様々な編集ツールを使うことができたiPhotoからバトンを受けた写真アプリは編集ツールを削ぎ落とされたシンプルなアプリとり動作速度が大幅に向上するなどしましたが、macOS High Sierra 10.13にてカラー調整やレタッチといった高度な編集をすることが再び出来るようになります。

iPhoneで撮影したLive Photosの編集(バウンズ、ループ、長時間露光)もMacからすることができるようになります。

スムーズな切り替えが可能な言語入力

macOS High Sierra 10.13の日本語入力はライブ変換がさらに進化しました。

今までは日本語から英単語を入力するときは言語切り替えをする必要がありましたが、macOS High Sierra 10.13では言語切り替えをしなくても高度な予測変換で英単語を入力することができるようになります。

macOS High Sierra 10.13 ライブ変換

ただし、すべての英単語の入力に対応しているわけではないようです。

Metal 2に対応

GPUのパワーを最大限に活用することができるAppleのグラフィックテクノロジーであるMetalが進化したMetal 2を利用することができます。グラフィックだけではなく械学習やバーチャルリアリティの機能が加わり、外付けGPUもサポートすることでVRに対応したアプリも動かすことが可能となります。

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リリースノート

macOS High Sierra 10.13のリリースノートによる新機能や変更点は以下の通りです。

写真アプリケーション

  • 新しい「ループ」や「バウンス」のエフェクトを使って、あなたが撮ったLive Photosからショートビデオを作れます。
  • 新しいサイドバーを使えば、あなたのコンテンツを簡単に探したり整理できます。
  • 新しい「カーブ」や「カラーごとの調整」のツールを使って、あなたの写真のカラーやコントラストを微調整できます。
  • ペット、結婚式、アウトドアといった「メモリー」の新しいテーマを使って、あなたのライブラリにある画像を再発見できます。
  • 他社製の新しいプロジェクト機能拡張を使えば、写真プリント製品などを制作できます。

Safari。より快適なウェブ体験を。

  • 音声付きのウェブビデオが自動再生されるのを防ぎます。
  • 賢い追跡防止機能で、ウェブサイトや広告ネットワークがあなたのネットサーフィンの履歴を追跡するのを防ぎます。
  • リーダー、ページの拡大/縮小、コンテンツブロッカーなど、新しく加わったウェブサイトごとの設定を使って、あなたのウェブ体験をカスタマイズできます。

より洗練されたメールアプリケーション。

  • トップヒットを使えば、あなたが入力した検索ワードに最も関連するEメールをすばやく見つけられます。
  • Split Viewを使えば、フルスクリーンで新しいEメールを作成できます。
  • Eメールを圧縮してMac上のスペースを節約できます。

Spotlight。フライト情報を確認できます。

  • Spotlightの検索フィールドに航空会社名と便名を入力すると、フライトの状況をチェックできます。

メモアプリケーション。頭の中を整理しよう。

  • 自由にカスタマイズできる表を使って情報を整理できます。
  • よく使うメモをピンで貼りつけて、常にリストの一番上に表示しておくことができます。

Siri。より自然な話し方で、音楽を提案します。

  • より変化のあるイントネーション、抑揚、テンポで、Siriがあなたの問いかけに答えます。
  • Apple Musicを楽しむ時に、Siriがあなたの好みに合わせて音楽を提案します。

iCloud。家族のデータを安全に保存できます。

  • 一つのiCloudのストレージプランを家族で共有して、みんなのデータをバックアップしたり安全に保存することができます。

新しいApple File System。あなたのMacの性能、信頼性、安全性をアップグレード。

  • オールフラッシュのMacのために設計された、新しいファイルシステムアーキテクチャにアップデートできます。
  • ファイルを複製する、フォルダの中身のサイズを調べる、といった一般的なタスクを処理する時の反応が一段と良くなります。
  • 内蔵されたネイティブの暗号化機能がMacのドライブ全体を保護するので、安全性がさらに向上します。

HEVC。4Kビデオの新しいスタンダードにステップアップ。

  • 画質を損なわずに最大40パーセントも容量を節約できるHigh Efficiency Video Coding(HEVC)を使って、高解像度のビデオを作ったり観ることができます。

Metal 2。次世代のグラフィックスと演算能力を。

  • 改良された新しいバージョンのMetalで、あなたのMacのグラフィックス性能を最大限に引き出します。
  • バーチャルリアリティをサポートしているので、コンテンツ制作に臨場感をもたらすツールが見つかります。
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