15インチMacBook Pro 2016の外部GPU「Radeon 460/455/450」のスペックを比較!これはCTOモデル一択だ!
15インチMacBook Pro 2016のGPUの性能を比較
新しくなった15インチMacBook Pro(Late 2016)はカスタマイズモデルを含めると大きく分けて3つのモデルが存在しており、CPUプロセッサや外部(ディスクリート)GPUの性能やストレージ容量の違いなどがありますが、その中でも外部GPUの性能差がどれほどあるのか、少し調べてみました。
簡単に3つの15インチMacBook Pro(Late 2016)の性能差を表にまとめました。
各モデルのスペック比較
CTOモデル | 512GBモデル | 256GBモデル | |
CPU | 2.9GHzクアッドコア Intel Core i7プロセッサ |
2.7GHzクアッドコア Intel Core i7プロセッサ |
2.6GHzクアッドコア Intel Core i7プロセッサ |
ディスクリートGPU | Radeon Pro 460 4GB GDDR5 |
Radeon Pro 455 2GB GDDR5 |
Radeon Pro 450 2GB GDDR5 |
RAM | 16GB 2,133MHz LPDDR3 |
ディスクリートGPUはRadeon Pro 400シリーズが搭載されており型式も似ているので、さほど性能差がないのかなと思っていましたが下位モデルのRadeon Pro 450と上位モデルのRadeon Pro 460は浮動小数点数演算性能(FLOPS)で1.8倍もの差があるようです。
Radeon Pro 460/455/450/R9 M370Xのスペック比較
各GPUの性能差を比較してみました。参考までに15インチMacBook Pro(mid 2015)に搭載されているRadeon R9 M370Xも比べています。
Pro 460 | Pro 455 | Pro 450 | R9 M370X | |
クロックスピード | 850 MHz | 850 MHz | 725 MHz | 775 MHz |
演算ユニット数 | 16(1024) | 12(768) | 10(640) | 10(640) |
テクスチャマッピングユニット数 | 64 | 48 | 40 | 40 |
メモリーバス | 128 bit | |||
メモリー | 2GB GDDR5 (CTOモデルは4GBだが公開されているスペック表は2GB) |
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メモリークロック数 | 1,250 MHz | 1,125 MHz | ||
浮動小数点数 (FLOPS) |
1.86T | 1.30T | 0.9T | 1T |
下位モデルのRadeon Pro 450に関しては2015年モデルに搭載されていたR9 M370Xよりも浮動小数点数演算性能は低くなっていますが、CTOで選択することができるRadeon Pro 460については約2倍の性能を発揮しているようです。
上記の表は2GBのメモリー容量の性能なので4GBのメモリーを搭載しているMacBook Proモデルはさらに性能が高い可能性もありそうです。なお、Apple公式では3Dグラフィックスで130%、ゲーミングで60%、ビデオ編集で57%の性能が向上していることを明らかにしています。
いずれにしても下位モデルの15インチMacBook Pro(Late 2016)は前モデルの15インチMacBook Pro(mid 2015)と比較してもGPUの性能はほとんど向上していないということになりそうなので、性能の向上を望むならプラス2万円(上位モデルからならプラス1万円)でCTOカスタマイズで「Radeon Pro 460」を選択した方が絶対にいいと思います!
追記:15インチMacBook Pro Late 2016をのCTOモデルを購入しレビュー記事を書きましたので、ぜひご覧下さい!)
また13インチMacBook Proと12インチMacBookを徹底比較した記事も書きましたよ!