5K対応のApple Thunderbolt DisplayはGPU内蔵で非力なMacBookでも駆動可能に?
5K対応のApple Thunderbolt Displayが登場?
MacBookのRetinaディスプレイ化が進む中で「Apple Thunderbolt Display」は長らくアップデートされておらず待ちわびている方も多いかと思います。
Apple Storeで「Apple Thunderbolt Display」の在庫がWWDC 2016開催を前に減少していることが伝えられていましたが、9To5Macが専用のGPUを搭載した新型の「Apple Thunderbolt 5K Display」が発表されるかもしれないことを伝えています。
「Apple Thunderbolt 5K Display」の解像度は5Kに対応するために5,120 × 2,880ピクセルの解像度を持つことになりますが、大きさもiMacと同じ27インチとなるのかもしれません。
GPUを内蔵して非力なMacでも利用可能に
5Kディスプレイの5,120 × 2,880ピクセルという解像度を駆動させるためにはそれなりのパワーが必要となります。現行モデルのMacBookではMacBookやMacBook Airは非力すぎて滑らか表示させるためには厳しいものがあります。(実際に4K表示までしか対応していません。)
しかし、「Apple Thunderbolt 5K Display」なら非力マシンでも負荷をかけることなく5K解像度を使えるようになるかもしれません。
驚くことに、ただのディスプレイではなく専用のグラフィックスチップ(GPU)が内蔵されて、外部GPUを搭載していない非力なMacBookでもディスプレイ側のGPUチップを利用して5K解像度を簡単に駆動させることができる仕組みが採用されているとか。
OS X 10.12とThunderbolt 3が必要不可欠
この仕組みを利用するには次期OS XとなるOS X 10.12が必要不可欠になり、両方のGPUを同時に使って駆動させることはできないようです。
ディスプレイの接続も通信速度がより高速な「USB-C/Thunderbolt 3」を利用することになるかもしれないとのこと。
つまり、現行モデルで「Apple Thunderbolt 5K Display」の内蔵GPUを利用しての接続はできないということ。とはいえ、今後のMacBookは外部ディスプレイを接続する環境がある場合はわざわざ外部GPUが搭載されたMacBook Proを購入する必要性がなくなるかもしれません。
これが事実なら凄いですね。5Kディスプレイと専用のGPUを搭載するとなれば価格がかなり高くなりそうな予感はしますが、あくまでオプションで付けるかを選べるようになるようです。6月に開催されるWWDC 2016で発表され、OS X 10.12がリリースされる10月にも販売が開始される…かもしれませんね。
追記:WWDC 2016での発表はなし?
9to5MacがWWDC 2016で「Apple Thunderbolt 5K Display」は発表されないことが確認されたと伝えています。もともとは9to5Macが出した情報だったのに自ら否定した形になりましたが、WWDC 2016ではソフトウェア関連の発表がメインになるようです。
ということはMacBook Proの発表もなしということなのか。