超高速省電力のPCIe3.0対応新SSDは次期MacBookに採用?

スポンサードリンク

PCI Express 3.0のSSDストレージが登場!

CES 2015にてSamsungがPCI Express 2.0とPCI Express 3.0に対応した新世代のSSDストレージとなる「SM951」を発表しましたが、この新SSDストレージはAppleの次期MacBookシリーズの採用される可能性がとても高そうです!

samsung-pcie-card-578-80.jpg

PCIe2.0と比較して30%高速化と50%電力効率アップ!

SM951はPCIe2.0接続時でシーケンシャルReadが最大1600MB/s、シーケンシャルWriteが最大1350MB/s、PCIe3.0接続時でシーケンシャルReadが最大2150MB/s、シーケンシャルWrite最大1550MB/sを達成しています。

これは、現行のPCIe2.0接続のSSDのXP941と比較してPCIe3.0接続時で約30%の高速化が実現できているそうです。

電力効率も非常に良くなっており、PCIe3.0接続時の1W辺りのパフォーマンスがXP941よりも50%以上高くなっています。さらに、L1.2 low power standbyモードにより待機時の消費電力が50mWから2mW以下に抑えることができるなど、電力事情もかなり改善が図られており、モバイル端末には非常に嬉しいSSDとなっています。

SM951は10nmプロセスで製造されたMLC NANDフラッシュが採用され128GB、256GB、512GBの3ラインナップとなり、モバイルPCへの採用が見込まれそうです。

次期MacBookシリーズに採用か

現行モデルのMacBook ProやMacbook AirにはPCIe2.0のSSDストレージが採用されています。

SM951のコネクタとAppleのMacBookシリーズに採用しているコネクタの形状が異なるのでそのまま採用することはありませんが、カスタム品で次期MacBookシリーズに採用される可能性は高いのではないでしょうか。

現在、噂となっている12インチのMacBook Air(Stealth)は本体が小型化される見込みでバッテリーサイズも小さくなることが予想されます。

MacBook Stealthのキーボードの幅

インテルのBroadwellプロセッサは消費電力に優れたものになっていますが、SSDストレージを省電力のSM951を採用することの相乗効果でバッテリー駆動時間の減少を最小限に抑えることができるかもしれません。

Macbook ProについてはPCI Express 3.0規格に対応することで、大きく性能を向上することになりそうです。2014年モデルが性能がほとんど変わらないマイナーアップデートだったので2015年モデルは大きく性能を上がる可能性がグッと高くなったといえそうですね!

MacBookシリーズの2015年モデルには期待ですよ!

追記:2015年3月に12インチのMacBookがリリースされました。NVMExpressという新規格が採用されてApple独自のSSDコントローラで動いているとみられています。2016年4月に第2世代のMacBookがリリースされましたが、リンク速度が5.0GT/sから8.0GT/sに高速化されデータの読み込み速度も大幅に向上しています。

以下の記事で各種ベンチマークの比較を行っているので参考にご覧下さい!

TechRader
Samsung
スポンサードリンク
スポンサードリンク
follow us in feedly