iPad mini4にはディスプレイの色域や基本スペックの向上に期待したい!
iPad mini 4に期待したいスペック
iPad mini 4が登場するのではないかという情報が突如浮上してきましたが、3月9日に開催されるAppleのスペシャルイベント「Spring Forward」にて、本当にモデルチェンジを果たす可能性があるのでしょうか。もし、iPad mini4が発売されることになるとすれば、どのように進化を果たすことになるのか。
完全に個人的な希望と期待を並べてみました。
意外にもminiの魅力度が上がってきている
まず最初に、7.9インチのiPad miniシリーズは5.5インチのiPhone 6 Plusの登場によって「必要がない」と感じるユーザーが多くなったのは確かでしょう。僕はiPhone 6、iPad mini2、iPad Air2を所持しているのですが、iPad Air2を購入した当初はたしかにiPad mini2を使う頻度は少なくなっていました。過去の記事を見てみても「iPad miniは必要性がない」なんて記事も書いているほどw
しかし最近は片手でも簡単に持つことができるiPad mini2を使う頻度が多くなっています。
iPad Air2の本体が薄くなり軽くなったのですがやはりminiのサイズ、軽量感には敵いません。そして、同じ解像度で使えるなら寝っ転がってでも使いやすいminiを選ぶことが多くなっているのです。(Airだと座って使うには最適なサイズなのですが寝っ転がって使うと画面が大きすぎる…)
ということで、iPad mini4には少し期待をしているのですが以下の点で進化をしてくれると嬉しいなーって思っています。
ディスプレイの色再現度の向上
iPad Air2とiPad mini2/mini3は同じRetinaディスプレイが搭載されていますが、色の再現度がかなり異なります。DisplaymateによるとiPad Air2の色域はsRGBの107%なのに対しiPad mini3は62%しかありません。つまり、色に深みがなく同じ写真を表示させても綺麗さが全く違います。
左がiPad mini2、右がiPad Air2のディスプレイを比較した画像ですが、なんとなくminiの方が色が淡いのがわかると思います。Air2はアイコンの色に深みがありとても綺麗に表示されています。
ちなみにiPhone 5sは104%、iPhone 6は101%、iPhone 6 Plusは99%となっているのでiPad miniシリーズだけがなぜか色域が極端に狭いディスプレイを搭載していることになります。
iPad mini4ではディスプレイの色域をもっと良いものにしてくれたらかなり魅力度が増すかなと思うのですが、多分利益幅が少ない機種なのでなかなか高価なディスプレイを使うことが出来ないという理由もあるように思えます。
フルラミネーションディスプレイと反射防止コーティングの搭載
iPad Air2にはよりカバーガラスとタッチセンサー、LCDの3つのパーツを統合させたフルラミネーションディスプレイと反射防止コーティングを施すことで光の反射を極限まで抑えられています。
なので窓際で使う時も画面が非常に見やすいです。左がiPad mini2で右がiPad Air2です。なんとなく反射が抑えられているのが分かるかなと思います。
このディスプレイ技術がiPad mini4に搭載されれば非常に魅力的です。
2GBのRAMの搭載
iPad Air2ではAppleのモバイルデバイスとして初めて2GBのRAMが搭載されました。
なので動作が非常に快適でサクサク扱うことができます。特ににSafariなどのブラウジングにおいては前のページを戻る際のリロードの回数が減るので本当に快適です。2GBのRAMがiPad mini4に搭載されれば文句の付けようがありません。
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ただ、現実はなかなか難しいのかなーって思います。iPad mini2/mini3に搭載しているA8プロセッサはパッケージ内に1GBのRAMが搭載されていますが、iPad Air2はA8Xプロセッサとは別にチップとして搭載しています。エルピーダと記載されているのがRAMで2個実装されています。
なので2GBのRAMを搭載するには現状ではA8Xプロセッサを搭載する必要があるということになりますが、元々A8プロセッサの中にRAMが内蔵されているロジックボードのスペースに新たにRAMを二つも実装するスペースがありません。
A8チップのパッケージの中の2GBのRAMを詰め込めばいいのですが、iPad mini4のためにそこまでの開発費をかけるとも考えにくいですからね…。次期プロセッサのA9チップには2GBのRAMを詰め込んでくると予想できますが、A9チップが登場するのはまだ先のお話です。
だからA8チップが搭載されるという情報が出てきているのかもしれません。となるとA8チップになったとしてもRAMは据え置きの1GBのままになる可能性は高そうです。
本体の厚みをもう少しだけ薄く
iPad Air2は薄いと思っていた前モデルの7.5mmからさらにダイエットが成功し6.1mmまで薄くなりました。iPad mini2/mini3は7.5mmです。
これでも十分に薄いのですがiPad mini4では同じように6.1mmの薄さまでダイエットされたらさらに魅力度を増すことは間違いないでしょう。
最後に..
色々とiPad mini4への希望をずらずらと書きましたが、販売価格を考えるとA7チップからA8チップの載せ替え程度のスペックアップが妥当なのかなという感じもします。
まずは3月9日に本当にモデルチェンジがあるのか..ってところですね。
追記:iPad mini4がリリース
iPad mini 4が2015年秋にリリースしました。基本デザインはiPad mini 3と同じですが、A8チップや2GBのRAM、ディスプレイの品質が向上するなど大きくスペックが向上しています。もちろん、指紋認証のTouch IDも搭載しています。