iPad Pro 9.7のディスプレイ性能はプロの名に相応しい品質レベルに!
iPad Pro 9.7のディスプレイの評価結果
iPad Pro 9.7はiPad Air 2やiPad Pro 12.9よりも高品質なディスプレイを搭載しており、Appleは「世界で最も明るく、最も反射の少ないスクリーン」と反射が少なく、さらに「ハリウッドクラスの色再現力」と色再現力が従来の25%向上したことを発表しています。
そんな中でディスプレイの性能を評価しているDisplayMateがiPad Pro 9.7のディスプレイの詳細なテストを実施し全ての評価項目においてiPad Air 2とiPad Pro 12.9よりも上回る結果を得ることができたと評価しています。
色再現力の高さ
iPad Pro 9.7のディスプレイの解像度はiPad Air 2と同じ 2,048 × 1,536ピクセル(264ppi)ですがiMac 4K/5KのRetinaディスプレイが対応しているデジタルシネマ向けの広色域規格「DCI-P3」に迫る正確な色再現を実現しており、sRGB / Rec.709比較でiPad Air 2が107%、iPad Pro 9.7で103%、DCI-P3で102%という結果になりまさにプロディスプレイと呼んでも差し支えない品質になっているようです。(100%に近いほど再現力が高い)
また、従来のiPadのディスプレイと比較して20%以上明るいディスプレイとなっており、iPad Air 2が 415nitsだったのに対し、iPad Pro 9.7は511 cd/m2であったことが明らかにしています。
光の反射率
ディスプレイの光の反射率も大きく向上しており、iPad Air 2は2.5%だった反射率がiPad Pro 9.7では1.7%まで改善しているようです。この数値はDisplayMateが今までに評価をしたどのタブレットよりも良い結果の反射率となっているそうです。
コントラスト比
iPad Pro 9.7もコントラスト比はiPad Air 2の1,064とほぼ同じ1,022となっており、iPad Pro 12.9の1,631よりも低い数字になっているようです。
まとめ
以下、iPad Pro 9.7、iPad Pro 12.9、iPad Air 2のディスプレイの性能の比較を簡単にまとめたものです。
iPad Pro 9.7 | iPad Pro 12.9 | iPad Air 2 | |
sRGB / Rec.709 | 103% | 105% | 107% |
DCI-P3 | 102% | – | – |
明るさ | 511 cd/m2 | 424 cd/m2 | 415 cd/m2 |
反射率 | 1.7% | 2.6% | 2.5% |
コントラスト比 | 1,022 | 1,631 | 1064 |
色温度 | 6,945K | 7,164K | 7,355K |
個人的にもiPad Pro 9.7のディスプレイはどう進化したのか気になったのでiPad Air 2と比較してこちらの記事にしています。
広色域ディスプレイを搭載と通常のディスプレイの違いは正直なところよく分からなかったのですが、光の反射については明らかに少なくなっており、明るい場所で使う時などはiPad Pro 9.7の方が見やすいことは間違いないと思います。
また、iPad Pro 9.7は周囲の光の色に合わせて色温度を自動的に調整してくれるTrueToneディスプレイを搭載しており、細やかなシステムでの配慮が全体的な使いやすさに繋がっているように感じます。
→ iPad Pro – Apple公式サイト
→ Smart Keyboard – Apple公式サイト
→ Apple Pencil – Apple公式サイト