Apple Watchの電池持ちや動作速度、新機能に関する情報が公開
Apple Watchを使った人の感想
Apple Watchが実際にどのような操作感なのかが気になっている方も多いと思いますが、実際にApple Watchを使ってみた人による操作感やバッテリー駆動時間などの詳細な情報が9To5Macが伝えているのでご紹介します。
バッテリー寿命とパワーリザーブモード
Apple Watchは以前からバッテリーの持ちがあまりよくないと言われ続けており1日持たず毎晩の充電が必要になるなど懸念をする方は多いです。
今までの報告では駆動時間はアプリを常時使う状況下で2.5〜4時間程度の電池が持ち、通常の使い方なら19時間程度はバッテリーが持つとされていましたが、最終的な製品版ではアプリを常時使用した状況で5時間程度、普通の使用で1日近くは持つようになっているそうです。しかし、丸1日持つことはないそうでやはり毎晩の充電は必要になってくるということになりそうです。
Apple Watchにはバッテリーが少なくなったときにパワーリザーブモード(Power Reserve Mode)と呼ばれる省電力モードが作動することが搭載されており「設定」か「Battery Glance」から起動をすることが可能で通常時よりもディスプレイが暗く表示されiPhoneとの通信が極力少なくなるようになり2秒間の操作がなくなると自動的にスリープモードに切り替わるとのこと。
iPhoneは電池が20%になるとバッテリーが少なくなった警告のポップアップが表示されますが、Apple Watchは電池残量メーターがオレンジ色になり10%を切ると赤色に変わるそうです。
Apple Watchを利用するにはiPhoneが必須アイテムとなりますが、Apple Watchとの連携によってiPhoneのバッテリーが悪くなるということはなかったとのことです。
Heart Rate Glance(心拍数の測定機能)
Apple Watchは背面に心拍センサーが搭載しておりユーザーの心拍数を測定することができます。
今までは具体的な情報がありませんでしたが「Heart Rate Glance」という機能で心拍数を測定することが可能となっており。1分間の心拍数を測定することができボタンをタップすることで測定を開始することができるようです。
このデータが他のフィットネスアプリなどに転送され、データを有効活用することができるようになっているのかもしれません。
通知センターとウェジェット機能の「Glances」
Apple WatchにはiPhoneやiPadでいう通知センターのウェジェット機能のような機能が搭載されておりそれを「Glances」と呼んでいます。
Glancesで表示させることができる情報としては電池の残量や心拍数の表示以外にもフィットネス情報、アクティビティ、時計、天気、音楽、クイック設定、カレンダー、地図などとなっており情報はユーザーがカスタマイズして表示させることが可能となっています。
またiPhoneやiPadのように上からスワイプすることで通知センターを表示させることもできるようです。
ミュージックアプリ
Apple Watchは基本的にはiPhoneとのBluetooth接続によって利用できる機能が多くなっていますが、オンボードストレージも実装されており(試作機では8GBのストレージだったそうです)そこに、音楽データを保存し、Apple Watch単体でBluetoothヘッドフォンやスピーカーなどの音楽を転送し音楽を楽しむことができるそうです。
楽曲の管理はiPhoneからの専用の設定アプリ「Companion」から行う事ができプレイリストの設定なども可能になっているようです。
設定をするためのCompanionアプリ
Apple Watchを細かく設定するためのiPhoneアプリ「Companion(コンパニオン)」は先程の音楽の転送やプレイリストの設定の他に、ホーム画面のアプリアイコンの位置などの細かい設定などもできます。なお、アプリの並べ替えはiPhoneと同じように長押しをすることで操作することができるようです。
Apple WathcのアプリはiPhoneやiPadアプリが主体となっているアプリの場合はiPhoneアプリをインストールすると自動的にApple Watchのほうにもアプリがインストールされるそうで、個々にアンインストールするにはCompanionアプリから削除をすることになります。
Force Touch、デジタルクラウン、音声コントロール
Apple Watchを実際に使った感想として感圧タッチパネルとなるForce Touchに関しては小さなスクリーンの中で直感的に自然に操作することができるとし賞賛をしてているようです。
また、小さいスクリーンを搭載したデバイスといえばiPod nanoなどがありますが、画面を拡大縮小することはできませんでしたが、デジタルクラウンの搭載によって小さな画面でも拡大と縮小の機能を使えるようになっています。 Apple Watchには当然ながらキーボード表示が出来ないので登録された文章を選択する形で音声コントロールを使って文章を入力するスタイルとなります。
初期のWatch OSは音声コントロールでのメールの返信は出来ずiPhoneとのHandoff機能を介してメールアプリにアクセスする必要があります。
動作速度や画面の品質
Apple WatchにはiPhone4sやiPad2に搭載されているA5チップに匹敵する性能を持ったS1チップが搭載されています。Apple Watchを実際に触った人によると動作速度は全体的に高速に動作するそうです。
ただし200本以上のアプリをインストールするとさすがに動作は鈍くなるようですが、200本もアプリをインストールをするユーザーはいないだとうとしています。
また、ディスプレイの品質も高評価で今まで見たスマートウォッチの画面の中でも極めて鮮やかな表示で綺麗と評価しているようです。特に黒色の表示が素晴らしいとのことです。
電源の切り方
Apple Watchの電源の切り方も紹介されており、デジタルクラウンの隣に搭載されているコミュニケーションボタンを長押しすることで、画面に電源OFFのボタンが表示されiPhoneやiPadのようにボタンを横にスワイプすることで電源が切れる仕組みとなっているそうです。
追記:実際に使ってみて
実際にApple Watch Sportを使ってみたレビューなどの記事を書いていますので是非ご覧ください。
なお、2016年秋にリリースされるwatchOS3はアプリの起動が高速化されるなど、大きな進化を遂げることになりそうです。