Apple WatchでMacを自動ロック解除する設定と方法【macOS Sierra/watch OS3】
Apple WatchでMacをスリープ解除する方法
macOS Sierra 10.12はwatchOS 3をインストールしたApple Watchを使うことでパスコードを入力することなくロック画面を解除をすることができる連携機能となる「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」が搭載されています。
ちょっとした便利機能ですが、使いこなすことで作業効率が向上することは間違いないので、もしApple Watchを持っている方は是非とも設定をしておきましょう!
Mac側で設定する
「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」の中からApple Watchを使ってスリープ解除をする設定をします。
同じApple IDで紐付けされているApple Watchが近くにあると「セキュリティとプライバシー」の「一般」の項目の中に「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」が追加されます。
どのような方法でMacとApple Watchが通信をしているのか分かりませんが、Bluetoothで通信をしているのでしょうか。「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」を有効にするとApple IDのパスワードの入力が求められるので入力しましょう。
これで「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」がオンになり、Apple Watchを腕に装着した状態でMacを自動的にスリープ解除することができます。
Macを自動的にロック解除してみる
Apple Watchを腕に装着した状態でスリープしているMacを起動させると「Apple Watchでロック解除中…」と表示されロックが解除されデスクトップ画面が表示されます。
無事にMacがロック解除されるとApple Watchに「Mac Unlocked」と通知がきてロックが成功したことを知らせてくれます。
なんか、連携している感がいいですね。
なお、Apple Watch側でパスコードを設定していないとApple Watchを使ってMacをロック解除する機能を使うことができません。
もし、パスコードを設定せずにApple Watchを使っている方はパスコードを設定しましょう。
Macに「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」が表示しない場合
通常なら「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」→「一般」の項目の中に「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」が表示されるのですが、場合によってはApple Watchがうまく認識されずに表示されていないこともあります。
もし、項目が表示されない場合はApple WatchのiCloudパスワードがうまく設定されていない可能性があるので、Apple Watchを再起動してみてください。すると、ペアリングしているiPhoneでiCloudパスワードを再入力が求められるので再設定することができます。
2ファクタ認証の設定が必要
また、2ファクタ認証の設定が必要となります。
似たような認証方法で「2ステップ認証」がありますが、これでは「Apple WatchでこのMacのロックを解除できるようにする」は使うことができないので、2ステップ認証をオフにしてから「2ファクタ認証」をオンにしてください。
「2ファクタ認証」についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
まとめ
iPhoneやiPadは指紋認証のTouch IDを装備しているのでロック画面の解除はワンタッチで行うことができますが、現時点においてMacのロック画面を解除する方法はパスワードを入力するしかありません。(サードパティー製アプリを使ってTouch IDを利用する方法はありますが。)
しかし、Apple Watchを活用することで指紋を使うことなくMacをスリープから解除するだけでロック画面の解除が出来てしまうのですから、これは便利ですよね。さほど使う頻度はないかもしれませんが、Apple Watchを付ける理由の一つになるかもしれせん。