Nexus5X(SIMフリー)の評価レビュー!カメラが綺麗で動作速度も快適!
Google Nexus 5Xの実機レビュー
Google Nexus 5Xを今更ながら安く手に入れることができたので実機レビューをします。
初感としては非常に使い易いAndroidスマホに仕上がっているといった印象です。さすが、Androidを開発しているメーカーだけあって安定性も高く動作も快適、価格もAppleのiPhoneに比べても安いので、格安SIMと組み合わせて使用するには非常に合っている端末と言えるのではないでしょうか。
5.2インチ(1,980×1,080ピクセル)のディスプレイは大きく綺麗ですが、手に持った印象としては端末が軽いこともありそれほど大きいとは感じません。
パッケージと付属品
Google Nexus 5Xの箱は白ベースのシンプルです。iPhoneのように端末の幅に合わせた箱ではなく高さが低く横に広いタイプにパッケージとなっています。
Nexus 5Xの本体、充電器、充電に必要なUSB-Cケーブルなどが入っています。
質感は高くはないが軽く持ちやすい
上部中央に1,230万画素の背面カメラにデュアルLEDフラッシュ、さらに指紋認証が搭載されています。
Google Nexus 5XはLG電子が生産しているので、本体の裏下側と充電器にLG電子のマークが入っています。Googleのロゴを入れてくれたらカッコイイのにな。
金属筐体を採用しているわけではなくポリカーボネート製なので質感はそれほど高くはありません。ASUSのZenfoneシリーズの素材に似ているのですがZenfoneより汚れが付きにくく質感は高いように感じます。
また、ポリカーボネート製なので本体重量も軽く136gと、4.7インチのiPhone 6sの142gよりも軽くなっており、片手で操作をしても思いと感じることなく手軽に使うことができます。画面が5.2インチサイズなので片手でがっつり使用することはできませんが、ちょっとした操作くらいなら十分こなすことができるでしょう。
右サイド部分です。
上の短いボタンが電源、下の長いボタンが音量となっています。スクリーンショットを撮影するときは電源ボタンと音量ボタン下を同時に長押しすることで可能です。
指紋認証(Nexus Imprint)の制度は高い
指紋認証は背面部分にあります。
iPhoneのTouch IDはホームボタンを兼ねていたので押せますが、Nexus 5Xの指紋認証は押せません。単純に指紋を認証されるために存在するモノとなっています。
Nexus 5Xの指紋認証は非常に認証制度が高くスピーディーです。指紋を登録した指を触れるだけでブルッと振動してロック画面が解除されます。
場所的には人差し指で使うことが想定されるので、iPhoneのように親指、人差し指など数本の指を登録しなくてもいいのは楽かもしれませんね。
ただし、机の上に置いて使用するときは指紋認証部分は机側にあるのでその度にパスワードかパターンで解除するか、スマホを持って指紋認証させる必要があるのが難点。これが非常に面倒臭いですね。
やっぱりiPhoneのように表側にあった方がいいのかもしれません。なので、僕は指紋認証を使うのはやめました。
充電はUSB-Cケーブル
Nexus 5XはUSB-C端子が採用されています。
接続するとこんな感んじになります。Appleの12インチのMacBookと同じサイズのケーブルが挿さっていることになるで存在感はかなりデカイです。
まだまだ普及していないUSB-Cケーブルですが、今後普及が進むことでタブレットなど共用することも可能になっていくでしょうかね。
SIMのタイプはnanoSIM
Nexus5xはシングルタイプの「nanoSIM」が採用されています。
iPhoneなどと同じようにサイド部分からピンを使うことでSIMカードスロットを開けることができます。
カメラの画質は良い
1,230万画素のカメラが搭載されているNexus 5Xですが、写真の写りはなかなか良いと思います。iPhone 6s/6s Plusも同等の1,200万画素のイメージセンサーが採用されていますが、どちらが良いのかは甲乙つけがたいところ。
上:Nexus 5X、下:iPhone 6s
これだけじゃ比較はできないんですけど、使ってみた感じとしてはNexus 5Xの方が色合いは鮮やかなように感じます。(どちらが良い悪いではなく)。そしてiPhone 6sは見たままの色を再現してくれているように思いました。
また、4K動画の撮影にも対応してます。
動作は速く快適に使える
Nexus 5XはQualcomm Snapdragon 808(6コア、1.8GHz、Adreno 418)プロセッサに2GBのRAMが搭載されています。スペック的には突出したものではありませんが、非常に快適に動作しサクサク使うことができます。
Geekbench3のベンチスコアはシングルコアが「1209」、マルチスコアが「3526」となっています。Galaxy S6はマルチコアで「4,000」近くあるのでそれには敵いませんが、普通に使う分に置いては十分なスペックと言えるのではないでしょうか。
- ディスプレイ:5.2インチ(1,920×1,080ピクセル 423 ppi)、Gorilla Glass 3
- CPU: Snapdragon 808(6コア 1.8GHz、Adreno 418)
- RAM:2GB LPDDR3
- 内部ストレージ:16 GB または 32 GB
- 背面カメラ:1,230万画素(赤外線レーザーによるオートフォーカス)、4K(30 fps)動画撮影
- 前面カメラ:500万画素(f2.0)
- 無線:802.11a/b/g/n/ac 2×2 MIMO、Bluetooth 4.2、NFC
- FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20/26/28
- TDD-LTE:38/40/41
- VoLTEに対応
- センサー:GPS、指紋、加速度計、ジャイロスコープ、気圧計、近接、周囲光、ホール磁力計、Androidコンテキストハブ
- バッテリー容量:2,700mAh
- サイズ:147.0 x 72.6 x 7.9 mm
- 重量:136g
LTEのバンドは幅広く対応していることから、ドコモ、au、ソフトバンクのSIMを利用することができ、さらにVoLTEの音声通話にも対応していることから「SIMフリーのスマートフォンだからアレができない」ということが少ない端末と言えそうです。
素のAndroidを利用できアップデートも保証
Googleは端末を発売して2年間はメジャーアップデートの保証をしているのでNexus 5Xは少なくともAndroid 8.0までは適用することができるということになります。
また、素のAndroid 6.0がインストールされていることから、端末メーカーがカスタマイズしたアプリなども入っておらず純粋にGoogleから直でアップデート更新を受けとることができるのもNexus 5Xを選ぶ大きなメリットと言えそうです。