13インチMacBook Air 2015はPCIe 3.0 SSD搭載で転送速度が約2倍に!
13インチ MacBook Air(Early 2015)のSSDの速度は約2倍!
12インチのMacBookに注目が集まっていますが、「13インチ MacBook Air(Early 2015)」も大きな進化を遂げています。
それはCPUプロセッサが新世代のBroadwellに刷新されただけではなくSSDストレージの規格もPCIe 2.0からPCIe 3.0にアップグレードされ、Appleは公式で前モデルの2倍のスピードを手に入れたと発表をしています。
PCIe 2.0からPCIe 3.0にアップグレードされたことはiFixitの分解レポートの中でも明らかになっており「PCIe 3.0 x4 AHCI」のサムスン製のSSDストレージが採用されていることが明らかになっています。
SSDストレージ(PCIe 3.0)の転送速度
MacRumorsによるとBlack MagicのSSDのスピードテストにおいては13インチ MacBook Air(Early 2015)は11インチ MacBook Air(Early 2015)と比較してほぼ2倍のスピードであることが明らかになっています。
新11インチモデル
平均書き込み速度は315MB/s
平均読み込み速度は668MB/s
新13インチモデル
平均書き込み速度は629.9MB/s
平均読み取り速度は1285.4MB/s
PCIe 2.0搭載モデルよりも2倍の転送速度になったようです。
これはあくまで推測ですが、サムスンのPCIe 3.0のフラッシュストレージを採用したということは「SM951」のカスタマイズバージョンが採用された可能性が高いです。
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SM951は10nmプロセスで製造されており、50%の電力効率が向上しているとしており数値では表れていませんが、バッテリー駆動時間は前モデルよりも長くなっている可能性はあるのかもしれませんね。
なぜ13インチMacBook Airだけ「PCIe 3.0」に?
同じく発表された13インチMacBook Pro(Early 2015)はフラッシュストレージが高速になったことが発表されていなかったのでPCIe 3.0の採用はしていない可能性が高いです。
なぜ、13インチのMacBook Airだけが新規格となるPCIe 3.0を採用を進めたのか疑問を感じますが、フラッシュストレージの高速化はCPUプロセッサ以上に体感速度が高くなることが予想されるのでキビキビと快適に使用するなら13インチ MacBook Airという選択肢も検討対象に入ってくることになりそうですね。
追記:iFixitがMacBook Pro(13インチ Retina)の分解もおこない、MacBook Air(13インチ)同様に「PCIe 3.0」のフラッシュストレージを搭載していることが明らかになりました。