Parallels Desktop 10 for Macはメモリ使用量が減って快適に!GPU関連は遅くなった?

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Parallels Desktop 10 for Macリリース!

Parallelsが仮想化環境アプリの最新バージョンとなる「Parallels Desktop 10 for Mac」を正式発表し、アップグレード版が本日より提供開始となりました。

Parallels Desktop 10 for Mac

Parallels Desktop 10 for Macは、Appleの次期OSとなるOS X Yosemite (10.10) にもリリース後に対応する予定となっています。

9からの変更点としてパフォーマンスが50%以上高速に動作し仮想マシンのメモリ使用量を抑えてMacをより快適に利用できるとのこと。さらに活用バッテリーの持続時間が30%も長くなるなど、パラレルデスクトップを活用しているユーザーにとっては是非ともアップグレードして欲しい内容となっています。

また、新機能としてMac上で設定されたTwitter、Facebook、Viemo、Flickrのアカウントを使ってWindowsからファイル、テキストなどを共有したり、Windowsのアプリをインストールすると「Lanchpad」に自動的に追加、OS X Yosemiteからの新サービス「iCloudドライブ」にも対応します。

僕は「Parallels Desktop 9 for Mac」ユーザーなので早速アップグレードし、10のうたい文句となるパフォーマンスの高速化とメモリ使用量を抑えるという点について比べてみました。

メモリ使用量の変化

Parallels Desktop 10 for MacでWindows8.1を起動してアイドル状態でMacのアクティビティモニタでメモリ利用量の違いを比較してみました。

Parallels Desktop 9 for Mac

9でのメモリ使用量は163.6MBとなっています。また「prl_vm_app」が163.6MB。

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Parallels Desktop 10 for Mac

10のメモリ使用量は124.1MBとなっており、なんと40MBもの削減に成功をしています。10より「prl_vm_app」が「Winodws 8」のそのままの名称に変わっており(多分)こちらのメモリ量も減っていることがわかります。

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CPUをドラクエ10ベンチマークで検証

以前にParallels Desktop 9 for Macを使って「ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族」のベンチマークを利用してどれほど動作するのか調べたことがあるのですが、Parallels Desktop 10 for Macでも同じくベンチマーク測定をしました。

条件は以下の通り。前回との違いはMacのバージョンがOS X 10.8.5→OS X 10.9.4、Windows 8→Windows 8.1の違いがあります。

MacBook Pro with Retina 15インチ(2012)
CPU:2.3GHz quad-core Intel Core i7
GPU:NVIDIA GeForce GT 650M 1GB GDDR5
RAM:8GB 1600MHz DDR3L
OS:Mac OS X 10.9.4

仮想ハード設定
メモリ:1024MB
ビデオメモリ:512MB

結果は「標準画質」で「8353」になりました。とても快適に動作するレベルです。

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あれ?

9の時は「8998」ともっとスコアが良かったのですが..。

関連記事 >> ドラクエ10を「Parallels Desktop for Mac 9」で起動しベンチマークを測ってみた!

このベンチマークはCPUよりもGPUが関係しているものなので、CPUの比較にはならなかったのかもしれません。普通のCPUベンチマークで比較すれば良かったですね。
…。

しかし、これはこれで面白い結果が出たということでGPUのスペックは抑えられたってことなのでしょうか。

ただ、使用感としてはアプリケーションの起動などは9よりも早いですし、メモリも圧迫されずバッテリーの駆動時間も伸びるということで使い勝手は10の方が良くなっていることは間違いないと思います。

UIの変化

ウィンドウデザインも変化しており今までは下にあった設定ボタンなどは上のツールバーに移設されました。

Parallels Desktop 10 for Mac UI

全体的にスッキリしたデザインになっていますね。

Parallels Desktop 10 for Macは前バージョンを所有しているユーザーは5,300円でアップグレードができます。個人的には、確かに全体的の使い勝手は良くなりましたが、モバイル用途で使用することがなければバッテリーの駆動時間を気にする必要もないので9のままでもいいような気もします。

Parallels Desktop 9でも完成されていたアプリですから、1お財布と相談して10へアップグレードした方がいいかもしれませんね。

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