VirtualBoxでMacに仮想環境を作ってWindowsXPを入れる方法
VirtualBoxでMacにWindowsを入れる方法
VirtualBoxという仮想化ツールがあるのですが、同アプリを利用することでMacのOS X上にWindowsXPをインストールし起動させることが可能となります。(2015年4月更新:現在はXPのサポートが終了したのでWindows 7/8/8.1をインストールすることになります)
もともと、OS Xにはブートキャンプ (Boot Camp)というWindowsをインストールできるツールが用意されていますが、Boot Campは再起動をしないといけないので面倒くささがありました。しかし、このような仮想化アプリを入れることでMacを起動しながらWindowsを利用出来るメリットがあります。
仮想化ツールとは?
各メーカーからMacでWindowsを起動させるソフトが発売されています。有名ところはこの2つでしょうか。
①Parallels Desktop 7 For Mac
②VMware Fusion 4
(2015年4月更新:現在の最新バージョンはParallels Desktop 10 For MacとVMware Fusion 7となります)
この2つは有料ソフトとなっており、Windowsをちょっと使いたいだけで「仮想化ソフト+Windows OS」で軽く2〜3万円はかかってしまうことになります。
これでは、本末転倒!
もっと安くできないものか!
ということでVirtualBoxの登場ということになります。
VirtualBoxは無料で使う事ができる仮想化アプリでちょっとだけ使いたいという要望には十分に応えてくれる代物になっていると感じます。
3Dゲームとかになると厳しいかもしれませんが、ビジネス系のソフトならほぼ大丈夫でしょう。
VirtualBoxの設定
まずは普通にインストールします。Windowsを用意します。
VirtualBoxを起動します。
左上の新規をクリックします。
名前を入力します。何でもOKです。
メモリの設定をします。多い方が早いですが、Macの物理メモリーが消費されるのでWindowsXPなら2Gもあれば十分です。
一番下に新しく追加されました。
ディスプレイのビデオメモリ16MBを最大の128MBにしましょう。これでインストールする下準備完了です。
WindowsXPのメディアを入れて
起動しましょう。
今回はDVDからのインストールではなく
MacでISO化してデータからインストールします。
WindowsXPのインストールが開始しました。あとは、作業を進めましょう。
これで、WindowsXPのインストール終了です。
ネットワークが遅い場合はネットワークアダプタの設定を変更してみてください。初期設定は「NAT」になってますが、「ブリッジアダプタ」でWiFiに設定してみてください。
さすがに仮想化したWindowsXPは遅いかなーって思ってましたが、ものすごく快適に使えます!
(2015年4月更新:上記の説明はXPのものとなっていますが、最新OSとなるWindows 8.1などでも基本的な作業は同じだと思います。当時のVirtualBoxは途中でアプリが止まったり起動がしなかったりというトラブルもありましたが、あれから2年以上が経過をしているので安定度もかなり高くなってきていることが予想されます。僕は現在は有料アプリのParallelDesktopを利用していますが、本当に少ししか利用しない場合はVirtualBoxでも十分だと思います。)