MacにWindows 10テクニカルプレビューをインストールして試す方法
MacにWindows 10をインストールしてみた
マイクロソフトのWindows 10は「Windows 10 Technical Preview」を提供しておりいち早く体験することができるのですが、Windows PCをアップグレードするには日本語化もされておらず、予期せぬ不具合もある可能性もあることを考えるとなかなか手を出すことはできません。
しかし、Macに仮想化ソフトのパラレルデスクトップがインストールされている場合は手軽にインストールすることができます。仮想化OS上にインストールしたので現在メインで使用しているMacに影響を与えることはもちろんないので安心してインストールすることができます!(VMware Fusionでもいいと思います!)
ということで、今更ですがパラレルデスクトップを使って「Windows 10 Technical Preview」をインストールしてみました!
利用したのは「Parallels Desktop 10 for Mac」で、起動してツールバーの「ファイル」→「新規追加」から新しいOSをインストールすることができ、「Windows 10」、「Chome OS」、「Ubuntu」、「Android 4」に関してはインストールファイルをユーザー側が用意しなくても自動的にダウンロードしてくれるので超簡単に追加することができます。
もちろん、OS Xについても古いバージョンのファイルを持っていれば追加可能です。
Parallels DesktopにWindows 10を追加
今回は「Windows 10」を選択してインストールを進めます。
今のところ日本語バージョンは用意されていませんので、英語バージョンを追加します。中国語やポルトガル語が分かる方はそちらを選びましょう!
Macにインストールする場所を選択します。基本的にはそのままでOKです。
インストールが開始します。容量は3.8GBと意外と少なくなっていますがインストール後のファイル容量は約9GBになっています。
現在、Windows 8.1もインストールしているのですがそちらの容量は18GBになっているので日本語ファイルなど様々なデータが入っていないのだと思います。
インストール完了です!
起動すると…
Windows 8.1と全く一緒です!代わり映えしません!!
でも、左下にあるWindowsのアイコンをクリックするとModern UIと統合されたスタートメニューが表示されました。
待ち望んだスタートメニューの復活ですね!
Windows 8とは一体何だったのだろうか…と思ってしまいますが、タブレット端末ではWindows 8のスタート画面のUIは必要不可欠です。
Windows 10でスタート画面を使う方法
Windows 10では今までのスタート画面は設定を変更しないと表示されない仕様となっており、今までのスタート画面と統合されたスタートメニューを併用して利用することはできないようです。
今までのスタート画面はタブレット端末ではとても便利なUI画面でしたので、Surface Pro 3などで使う場合は設定を変更することで利用可能となります。(多分、タブレットにプリインストールしたWindows 10は最初から設定されていると思いますが)
今までのスタート画面を表示させるには、下部のバーを右クリックして「Properties」をクリックします。
タブメニューの「Start Menu」を選択します。
「Use the Start menu ….」のチェックをはずして、ログアウトしてからログインをします。
すると、スタート画面が復活します。
タスクビュー機能が搭載
下部のツールバーの中にウィンドウが二つ重なったアイコンがありますが、これが「タスクビュー」機能を起動することができるアイコンです。
OS Xのミッションコントロールと同等の機能を利用することができて利便性を増すことになりそうですね。ただ、Macのようにヌルッと動くのではなく淡々と画面が切り替わるだけでWindowsらしい動作となっています。
Macが一台あればOS Xはもちろんですが、WindowsやAndroidも簡単に走らせることもできるのでウェブサイトの検証用としてもとても便利です。個人的にはParallels Desktop 10は欠かせないMacアプリの一つとなっています。