ARMプロセッサのMacはA10チップ登場の2016年までに発売される?

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ARMベースのMacは2016年に登場?

以前からARMプロセッサを採用したMacBook Airが発売されるかもしれないという噂がありましたが、2016年までのARMベースのMacが発売されると伝えられています。

Macbookairarm

ARMプロセッサはiPhoneをはじめ様々なスマートフォンに採用されており消費電力に優れたプロセッサとなっています。そのことから、もしMacBook Airに同プロセッサが搭載されればさらに駆動時間が伸びる可能性がありよりモバイル用途に適したデバイスになるのです。

また、Intelのx86プロセッサは数十年前の設計であり設計自体が古く複雑なものになっていることも指摘しています。

A7チップが64bitになったことで劇的に性能アップを果たした理由の一つとしても、設計自体が新しいものになったことが挙げられていますが同じ理屈なのかもしれません。

とはいえ、まだARMプロセッサはIntelのCore iシリーズのプロセッサに比べるとパワー不足で実現可能になるとすれば2016年に登場するA10プロセッサでMacに搭載される可能性があるとのことです。

またARMに切り替わる理由として、故スティーブジョブスの「Appleは独自技術を全て制御管理しなければならない」という思想が受け継がれていることも指摘しています。AプロセッサはARMベースとはいえAppleが独自に設計開発を行っているプロセッサでハードウェアとソフトウェアを全て自社で開発しています。

もし、MacもARMベースとなると全てを自社で開発し制御することができることになり、すなわち素晴らしいユーザー体験を提供出来る製品を生み出すことができ他社が真似の出来ないレベルまで引き上げることが可能になるのです。

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ARMベースに切り替わる可能性

Macは長い期間IBMのPowerPCプロセッサを採用していましたが、2006年にx86(x64)アーキテクチャを採用しているIntelプロセッサに移行をした経緯がありとても柔軟に内部構造を変化させてきています。

なので、今後MacのプロセッサがARMアーキテクチャに移行したとしてもなんら不思議もなく、OS XのモバイルOSに位置づけられているiOSはARMベースのAプロセッサを採用していることから可能性はとても高いと思います。また、現在のOS XはおそらくARMプロセッサでも動作するように開発されているのでしょう。

また、ARMベースに移行することでアプリの共有化も容易になるので開発者としてもユーザーからしてもメリットはかなり大きいのではないでしょうか。まだまだ性能的にはIntelチップには届かないARMチップですが、性能が追いつくのは時間の問題ではないでしょうか。

追記:(2016年7月)

現時点ではARMプロセッサを搭載したMacBookは登場していません。

12インチのMacBookがファンレス機構となり超薄型化を果たしましたがインテルのCore Mプロセッサを採用して実現をしています。しかし、iPhone 6sに搭載されているA9プロセッサやグラフィック性能を向上したiPad ProのA9Xプロセッサなどの性能は、インテルのCore Mプロセッサと比較しても引けを取らない性能を誇っており、マルチコアの性能で見ればAプロセッサの方が性能が高い場面もあるくらい進化を果たしています。

ただ、Macの場合はMacBook ProやiMacといった性能の高い製品も存在するので、いくらCore Mプロセッサの性能と同等レベルになったからといって、そう簡単にx86/x64からARMアーキテクチャに移行するのはできないのかもしれませんね。

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