iPad ProのA9X デュアルコア2.25GHz 各種ベンチマーク結果!Core Mを超える性能に!
iPad Proのベンチマークテスト結果
12.9インチのiPad Proのベンチマーク結果が各メディアからアップされてきていますが、A9Xプロセッサはデュアルコアの2.5GHzで動作していることがArs Technicaが明らかにしています。さらに、Geekbenchのスコア結果も公開をしており、A9Xプロセッサの性能の高さが突出していることが確認できます。
Geek bench CPU性能
Geekbenchのシングルコアスコアとして、iPad Pro(A9X)は3,233となっており、iPad Air2(A8X)の1,831、iPhone6s(A9)の2,537と比較しても大きく性能が上がっています。
マルチコアスコアはiPad Pro(A9X)は5,498、iPad Air2(A8X)の4,542、iPhone6s(A9)の4,410となっています。こうやってみるとiPhone6sに採用されているA9プロセッサがいかに優秀かがわかりますね。
また、MacBookシリーズとの比較もあり、12インチMacBookに採用されているCore M-5Y31プロセッサよりも性能が高いことはこの結果から明らかです。
ここまで来ると、MacBookにもAプロセッサを採用するという可能性もかなり近くなったようにも感じますね。
GFXBENCH ONSCREEN 性能
GFXBENCH オンスクリーン(画面を表示させた状態)によるGPUのスコア結果です。iPad Pro(A9X)は59.4、iPad Air2(A8X)は52.8、そしてMacBookが29.7となっておりMacBook Airの59.7とほぼ同じ性能となっているようです。
GFXBENCH オフスクリーン(画面を消した状態)によるGPUのスコア結果です。iPad Pro(A9X)は163.4、iPad Air2(A8X)は71.6、そしてMacBookが54.0となっておりMacBook Airの79.2、ッソイてMicrosoftのSurface Pro4の110.4よりも性能が高いことが明らかに。
オンスクリーンの状態では画面が大きくなった分、グラフィック処理が増えたことによってiPad Air2(A8X)より少しだけ性能が高いだけに留まっていますが、オフスクリーンの状態ではA9Xプロセッサの性能の高いことわかるようです。
バッテリー性能
iPad Proのバッテリーテストも実施されています。公式ではiPad Air 2とiPad mini4も全て同じバッテリー駆動時間となっていますが、Wi-Fi環境下によりブラウジングテストによると、iPad ProはiPad Air 2よりも少しだけ電池の持ちが悪いという結果が出ています。
iPad Air 2のA8Xがトリプルコアのプロセッサだったので、A9Xがデュアルコアになっているのが少し意外でしたね。それだけベースとなっているA9プロセッサのポテンシャルが向上しているってことなのでしょう。
Ars Technicaは総合的にiPad Proを以下のように評価しています。
iPad Proの良い点
- A9Xプロセッサと4GBのRAMでAppleモバイル端末で最速の性能
- ハードウェアは大きいが軽くよく構築されている
- Smart Keyboardは驚くほど平らで安定したタイピングができる。膝の上でも使用可能。
- スピーカーがナイス!
- Apple Pencilがいい感じ!描画するだけでなくその他のことでも便利
- Surface Pro 4との競争力はある
- サードパーティのアクセサリメーカーがいくつかの機能のギャップを埋めてくれる
- iOS9のマルチタスク機能の使い勝手が良い
iPad Proの悪い点
- 高い。特にアクセサリー関係。
- iOS9のマルチタスク機能に対応していないアプリが多い
- 画面が大きすぎてゲームをするのが厄介
- Smart Keyboardの画面角度が一定
- Apple Pencilを置く場所を確保する必要がある(なくす)
- iPhone6sの素晴らしい機能である3D-TouchとHey!Siriを使うことができない