iPhone7のLightningイヤホンと3.5mmイヤホンで音質の違いはあるのか?
3.5mmヘッドフォンとLightningヘッドフォンの音の違い
iPhone7は3.5mmのヘッドフォンジャックが廃止した代わりに専用の変換アダプタ、さらにLightningコネクタを採用した新しいヘッドホンイヤホン「EarPods」が付属しています。
ヘッドフォンをしながら充電ができないなどの不便な点はありますが、普通にの利用にはさほど影響はないと思われます。
ただ、通常の3.5mmのヘッドフォンジャックを利用したヘッドホンと比べて音質が悪くなるという声も聞こえてきます。
Phile-webのレビューによるとLightning変換アタプタを利用した時の音質はボーカルのキレが失われギターは高音が伸びず迫力なく、音の粒立ちも感じられなくなり全体的な音場の広がりもなくなるとかなり音が悪くなってしまった酷評しています。
Appleがそこまでの粗悪品を作るのだろうか疑問を感じますが、注意してほしいところは視聴に使ったイヤホンはSHURE「SE535」で5万円近くする高級イヤホンを使用して比較したものとなっています。
つまり高級イヤホンを使った場合は音質に大きな差が出てしまうということです。
純正「EarPods」で音の違いがあるのか
では、Apple純正の「EarPods」を使った場合は本当に変換アダプタを利用することで音質が悪くなってしまうのか。
非常に興味深いところだったので、3.5mmヘッドフォンジャックを採用している「EarPods」、Lightningコネクタを採用している「EarPods with Lightning Connector」、そして変換アダプタを経由する「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」の3つで音の聴き比べをしてみました。
- EarPods(3.5mm)
- EarPods (Lightning )
- 変換アダプタ→EarPods(3.5mm)
「変換アダプタ→EarPods(3.5mm)」と「EarPods(Lightning)」の差はない
変換アダプタ経由の「EarPods(3.5mm)」と「EarPods(Lightning )」の音質の違いは個人的にはその差を感じることはできませんでした。
3.5mmヘッドフォンジャックはアナログ信号が出力されていますが、Lightningコネクタからはデジタル信号が出力されているので、たとえ変換アダプタが介されたとしても音が劣化することは考え難いので音質に差が出ないの当たり前のことかもしれません。
「EarPods(3.5mm)」と「EarPods(Lightning)」は明らかに音質が違う
3.5mmヘッドフォンジャックを使ったEarPods(3.5mm)とLightningコネクタを使ったEarPods(Lightning)では明らかに奏でる音質が違うのが素人ながら分かりました。
これが音の劣化と言えるのかどうかはわかりませんが、Lightningコネクタ経由の音の方が低音が強くメリハリのある音を奏でているように感じます。その代わり中音が少しだけ抑えられているような感じでしょうか。
音が悪くなったというよりも音の質が変わったという印象で好みが別れるところかもしれません。ただ、純正のイヤホンや価格の安いイヤホンを利用している場合は音質の差をはっきりと感じ取ることは難しいでしょう。
イヤホンケースが無くなったのが痛い
個人的には今まであったプラスチック製のイヤホンケースが付属していないのが何気にショックです。
プラスチックケースはイヤホンを使用しない時に簡単に巻き取れることができたので非常に便利だったのですが、iPhone7に付属しているイヤホンケースは紙製で収納も今までのものに比べると複雑なんですよね..。これは困ったな…。