Apple、A7/A8プロセッサの特許訴訟で280億円の賠償金の支払い判決

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A7チップ以降のプロセッサで特許違反で280億円の賠償判決

AppleのiPhone5s以降に採用されている64ビットのA7チップ以降のプロセッサに採用されている技術で、ウィスコンシン大学が特許侵害があると裁判訴訟をし2億3,400万ドル(約280億円)の賠償金支払いをウィスコンシン州の連邦地裁が判決を下したようです。

A8プロセッサ

A7プロセッサ以降の効率向上に関する特許

これは2013年から2014年に発売されたiPhoneとiPadに採用されているA7、A8、A8Xプロセッサが対象となっており、問題となっている特許は「Table based data speculation circuit for parallel processing computer(ポータブルプロセッサにおけるテーブルに基づくデータ並列処理)」というプロセッサの効率向上のためのものとなっています。

Appleとしては問題となっている効率向上のための技術は自社が開発したものであるとしており特許は無効だと主張をし上告する用意があるとのこと。

Apple Aプロセッサは他社のプロセッサがクアッドコアなどコア数を増やしているのに対し、A9プロセッサはデュアルコアを固持しています。しかし、性能はクアッドコアのプロセッサに引けを取らない性能を実現しており、効率が高いプロセッサであることは間違いないでしょう。

しかし、その技術の裏にはこのような特許問題が絡み合っていたようです。今回の訴訟は、2015年に発売されたiPhone6s/6s Plusに搭載されたA9プロセッサ、そしてiPad Proに搭載されるA9Xプロセッサは対象になっていないためA9プロセッサも特許違反という見解をウィスコンシン大学も見せていることから、特許問題の解決にはまだまだ時間がかかることになりそうです。

MacRumors
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