2015年9月に発売が開始されたiPhone 6s/6s Plusに搭載されたApple A9チップに関する記事のまとめです。
A9プロセッサはiPhone6s/6s Plus、iPad mini4、Apple TV(第4世代)に搭載されたAppleの独自プロセッサです。16nm/14nmFinFETプロセスルールが採用され2GBのRAMを内蔵しています。(A8Xを搭載しているiPad Air 2は外付けで2GBのRAMを実現しています)
Geekbench 3 のスコアは、A8プロセッサと比較をしてシングルコアが「1472 → 2519」、マルチコアが「2769 → 4356」と大きくCPU性能を伸ばしています。また、GPUはImagination Technologies社PowerVR Series7「PowerVR GT7600」が採用され 3DMark のスコアは「16510 → 27610」と性能向上が図られています。
A9プロセッサは2種類のモデルが存在しており、TSMC製が16nmプロセス、サムスン製が14nmプロセスで製造されたものとなっています。メーカーによっての性能差は若干あるものの、数パーセントの誤差であることはAppleが公式に発表をして明らかにしています。