次世代のiPhoneは防水仕様に?Appleが水分から部品を保護する特許を取得!
Appleが防水加工に関する特許を取得
次世代のiPhoneは防水仕様になる可能性があるかもしれません!
Appleが「Methods for shielding electronic components from moisture(湿気から電子部品を保護する方法)」と呼ばれる特許を所得したことを米国特許商標庁が発表しました。湿気と書きましたが「moisture」は湿気、湿り、水分という意味があるので水滴と考えて良さそうです。
部品そのものを防水するという考え方
Appleの考える防水機能はiPhoneの内部に水滴が入ったとしても大丈夫なように電子部品そのものを水分から守ってしまおうという考え方に基づいているようです。
例えばCPUプロセッサなどの電子部品のはんだ付けをする金属のリード部分に水分を通すことのないシリコンで保護するという手法が取られます。このような手法はApple独自のものではなくよく使われる保護方法だと思います。
実際に以前に務めていた会社で基板を防水加工をするために特殊な臭いシリコーンを刷毛で塗っていたことがありました。(めちゃくちゃ原始的です)
しかし、Appleは刷毛でシリコンを基板に塗るなんていう原始的な方法ではなく「plasma-assisted chemical vapor deposition (PACVD) 」というなんだかよく分からない技術を使って部品の保護を行うようです。文面にフッ素ガスとプラズマという言葉が出てきているのでこれらを使って薄い膜を発生させiPhone内部の部品を守ろうということなのだと思います!(すみません、詳しい内容がよくわかりませんでした)
なお、コネクター部分の接合部分に関してはPACVDで保護することはできないようで一番の問題となるのですが、水分の浸入を防ぐためのシリコーンシールで保護する手法がとられるようです。
Apple Watchの防水加工に使われている技術か?
Apple Watchはティム・クックCEOがシャワーをするときも付けて入っているという発言もあったと言われており、それなりの防水加工がされておりこれらの技術を駆使して製造されている可能性もありそうです。
いずれApple Watchで駆使された防水加工技術がiPhoneにも使われて、ある程度の水分に対しても問題なく使うことができるようになるかもしれません。