AppleがiPad Proの新発想カバー「Smart Cover Display」の特許取得
AppleがSmart Cover displayの特許を取得
AppleがiPad ProのSmart Coverにディスプレイやペンタブレット機能を搭載した新しいSmart Coverとなる「Smart Cover Display(スマートカバーディスプレイ)」の特許を取得したことが明らかになりました。
現在、発売されているiPad Proの周辺機器としては外部キーボードとカバーが一体化している「Smart Keyboard(スマートキーボード)」がありますが、新たに取得した特許は、Smart Connectorのコネクタ接点が3点から4点に拡張されています。
現行モデルのiPad ProのSmart Connectorの接点は3点なので、今すぐに実現することはなさそうですが、将来的には4点に拡張されて様々な機能が追加されたカバーが登場するかもしれません。
様々な機能を検討
特許は様々な利用を想定した内容となっており、スマートカバーディスプレイを利用することで、カバーの内側部分がディスプレイとして使用することができて、さらにワコムスタイルの描画タブレットとしての機能も内蔵されています。
他にも様々な形態が検討されており、カバー側のディスプレイは折り曲げることができるので、折り目に沿ってアプリのアイコンを表示させることも可能となり、さらにソーラーパネルも内蔵していることから太陽光のエネルギーを利用して充電しながら利用することもできたり…
さらに、iPadをスタンドモードにした時は、スタンドとして利用しているカバーに再生や一時停止などの機能を割り当てて操作することも可能となる形態など、AppleはSmart Connectorを利用したiPadの拡張機能を様々な方面から検討をしているようです。
また、現在のスマートキーボードのようにキーボードにプラスしタッチスクリーンを内蔵したパターンも。
このスタイルが登場するとしたら、iOSの操作スタイルが大きく変わることになりそうですが。そろそろ、iOSとOS Xの統合も検討しているのかな。
まとめ
個人的には周辺機器を使ってまで2画面にしたりペンタブ機能を追加する必要性は操作が複雑になりシンプルでなくなるのであまり感じていませんが、AppleはSmart Connectorの可能性を模索し販売が低下しているiPadをどうにかして上向きにしたいと考えているのかもしれません。
iPad Proの「Smart Keyboard(スマートキーボード)」がもう少し名前通りに「スマート」になってくれたら嬉しいんですけどね…。とくに12.9インチモデルは持ち運ぶには大きすぎて…。