iOS10が正式リリース!便利そうな新機能まとめとインストール方法!
iOS10が正式にリリース!
AppleがiOS10を正式にリリースし配信を開始しています!
iOS10は過去のiOSの中で最大のリリースとしており、ロック画面から解除する方法やウェジェット画面の操作方法が大きく変更、さらにメッセージアプリの表現方法が今までにないくらいの進化、音声アシスタントSiriもサードパーティ製のアプリに対応するなど、大きな進化を遂げています。
環境によって異なると思いますが、iPhone6sは1.7GBのデータ容量となっています。(iPad Pro/iPad Air 2は1.0GB、iPhone6は1.1GB、iPhoneSEは1.0GB、iPhone5は837MB、iPod Touch 6は1.2GB、iPad mini2は1.0GBでした。)
以下、iOS10にアップグレードする方法です。
iOS10にアップグレードする方法
アップグレードする方法は「設定」アプリを起動し「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択します。
「ダウンロードとインストール」し利用規約に「同意」をしてiOS10のアップデーターをダウンロードします。
環境にもよって大きく違うと思いますが、ダウンロードに30分くらいは掛かりました。そこからインストールするだけでも30分くらいの時間を要することになるので、時間がある時にアップグレードすることをおすすめします。
Wi-Fi経由からのアップグレードが不安な方はPC/MacからiTuens経由からiOS10にアップグレードをすることができます。なお、ドコモのSIMを使っている場合はアンテナ表示が「LTE」から「4G」に変更されるようです。
かなり前にソフトバンクも「LTE」から「4G」に表記が変更されましたが、ドコモも同じように「4G」の表現を使うことになったようですね。
iOS10の新機能
iOS10にアップグレードすることで以下の新機能を利用することが可能となります。
メッセージ
- 表現能力の向上
- “ラウド”、“ジェントル”、“スラム”、“見えないインク”の吹き出しエフェクトをつけてメッセージを送信できます
- お祝いするときなどに、フルスクリーンのエフェクトをつけて送信できます
- メッセージ、リンク、写真にTapbackで素早く返答できます
- 手書きメッセージは、紙の上に書いているかのように見えます
- Digital Touchメッセージは、スケッチや、タップや、ハートビートを送信できます
- タップするだけで、文字を絵文字に置き換えられます
- リッチリンクを使って、共有したWebページのプレビューを表示します
- iMessage App
- iMessage用の新しいApp Store
- “メッセージ”内でAppを使って、友人と項目を共有や共同作業ができます
- ステッカーをダウンロードして、吹き出しに貼ったり、写真を送ったりできます
Siri
- Siriは以下の種類のAppで利用できます
- テキストを送信、検索、読み上げるためのメッセージ用App
- 電話をかけるためのVoIP App
- イメージや写真を検索するための写真用App
- 配車を予約するための配車サービス用App
- 個人の支払いをするための支払い用App
- ワークアウトを開始、停止、一時休止するためのフィットネス用App
- 天気、ラジオ、座席、個人用の設定を調整するためのCarPlay自動車メーカー用App
マップ
- まったく新しいデザイン
- 過去の移動履歴や“カレンダー”の予約情報をもとに、これから行きそうな場所を予測して提案します
- 新しいコールアウトデザイン、クラスタ化された検索、カテゴリーフィルタによる検索機能の改善
- 自宅、勤務先、よく使う場所、“カレンダー”の次の予定の場所などが表示されます
- CarPlayまたはBluetooth経由で、駐車した場所を表示します
- 現在表示中のエリアの天気を表示します
- 機能拡張
- 機能拡張で対応しているレストラン予約用Appを使用して、“マップ”内から席の予約ができます
- 機能拡張で対応している配車サービスAppを使用して、“マップ”内から目的地までの配車の予約ができます
- ターンバイターンのナビゲーションの改善
- 経路に沿って、ガソリンスタンド、レストラン、コーヒーショップなどが検索できます
- 進行方向の表示を自動的に調整します
- ナビゲーションの最中にマップを動かしたり縮小・拡大ができます
- 通行料金と高速道路の利用を避けるオプションが追加されました
写真
- 深層学習(ディープラーニング)を使ってデザインされた先進的な顔認識機能で自動的に似た顔を見つけグループ化します
- 先進的なコンピュータビジョン機能でデバイス上のライブラリをスキャンし、物体や光景を認識し、写真に何が写っているかによってインテリジェントに検索します
- 地図上ですべての写真、ビデオ、Live Photosが見られる“撮影地”アルバム機能
- メモリー
- 忘れてしまったイベント、旅行、人々などをインテリジェントにハイライトし、美しいデザインのコレクションにまとめて表示します
- 自動的にテーマ音楽、タイトル、映画のようなトランジション効果を付けて編集されるメモリームービー機能
- 場所、時間、人、シーン、物体などに基づいて、関連したメモリーをコレクションに表示し、より多くの写真を再発見しやすくしています
- 友人や家族とも簡単に共有できます
- ブリリアンスの調整は、明るさ、ハイライト、コントラストに写真の全体ではなく部分的に適用されます
ホーム
- HomeKit対応のアクセサリを安全に管理、コントロールするための新しいAppです
- タップするだけで一連のアクセサリをコントロールできるシーン機能
- アクセサリを素早くコントロールできるリッチな通知機能
- オプションとして、家族や友人とホームのアクセスを共有できる機能
- Apple TVやiPadを使用した、アクセサリへのリモートアクセスとオートメーションの機能
Apple Music
- まったく新しいデザインに変わり、より明確に、より簡単に、いろいろな角度からお好きな曲をお楽しみいただけます
- ライブラリをナビゲートするメニューが改善され、オフライン中でもデバイス上で再生できる“ダウンロード済み”の項目をすべて見ることができます
- “For You”には、ラブ済みのミュージックやアーティストに基づいて、ミックス、プレイリスト、アルバム、Connectの投稿などがお勧めとして紹介されます
- “見つける”では、Appleのエディタによって週ごとにピックアップされた、ほかでは入手できないようなリリースや、curatorによるプレイリストや、最も重要なリリースが簡単に見つけられます
- “Radio”を聴くのもより簡単になり、Beats 1で現在放送中の内容がすぐ確認できたり、お気に入りの番組をオンデマンドで聴いたり、すべてのジャンルでcuratorによるステーションを選んだりしやすくなりました
- ミュージックの再生をする“再生中”の機能も改善され、歌詞を見るには上にスワイプ、ほかにも次に再生される曲を見たり編集したりできます
Apple News
- まったく新しいデザインの“For You”は、太めのタイポグラフィーと鮮やかな色、そしてはっきりと分かれたセクションにより、特定のトピックの記事を見つけやすくなりました
- その日の最も重要な記事は“Top Stories”に含められ、1日を通して編集者たちにより更新されます
- 最も人気のある記事は“Trending Stories”に含められ、ほかの人たちが何を読んでいるかに基づいて選択されます
- 記事はすべて、フォローしているまたは読んでいるトピックのセクションに読みやすい形でグループ化されます
- 編集者たちによって選択された、“Featured Stories”で、その週で最高に面白い記事を見つけることができます
- 記事の共有も簡単になり、記事のアイコンをタップするだけで“For You”から直接友人に送信できます
- 信頼の置ける提供元からのニュース速報の通知を受け取れます
- Newsから直接お好きな雑誌や新聞を購読登録できます
- “今日”の新しいウィジェットで、1日を通して最新の記事を見ることができます
エクスペリエンス
- “手前に傾けてスリープ解除”は、iPhoneを持ち上げて手前に傾けると画面のスリープを自動的に解除します
- リッチな通知機能は、リアルタイムの情報、オーディオ、写真、ビデオをサポートします
- “今日”の表示が新しいデザインになり、“天気”、“次の予定”、“マップ”、“株価”などたくさんの新しいウィジェットをサポートします
- “コントロールセンター”は新しいデザインになりコントロール項目にアクセスしやすくなり、ミュージック再生と“ホーム”を含め、それぞれ別々のカードになりました
- 3D Touchの利用を拡大
- ロック画面の通知は、表示を増やすことが可能になり、クイックアクションにアクセスできます
- “天気”、“株価”、“リマインダー”、“ヘルスケア”、“ホーム”、FaceTime、iCloud Drive、“設定”などの内蔵App用の新しいクイックアクション
- ホーム画面のウィジェット
- コントロールセンターからフラッシュライト、タイマー、計算機、カメラ用のクイックアクション項目にアクセス可能
- 通知センターですべて削除が可能
QuickType
- 新しい絵文字を追加。また既存の絵文字にも性別や家族の多様性、レインボーフラッグを加え、よく使われる絵文字は美しく再デザインしました
- ニューラルネットワークの技術を使用して、現在地、最近使用した住所、連絡先の情報、カレンダーの予約状況などについて文脈に応じた予測を行います
- 絵文字の予測変換
- 深層学習(ディープラーニング)の技術を利用して、“メール”と“メッセージ”の会話からインテリジェントにカレンダーのイベントを検出します
- 複数言語キーボードは、キーボードを切り替えずに複数の言語をタイプすることを可能にします
- iPadのレスト&タイプ機能は、インテリジェントにあなたのタイピングのパターンに適応します
- 予測タイピングは、ニューラルネットワークの技術を使用して、予測精度を改善しています
電話
- 留守番電話の発音表記(ベータ)
- 迷惑電話識別Appによる迷惑電話のアラート機能
- 割込通話、消音、お休みモードのサポートを含めた、ロック画面上で他社製のVoIP Appによる通話受信のサポート
その他の機能改善
- SafariでのApple Payの使用
- iPad上のSafariで、Split Viewを使用して2つのページを同時に表示
- 複数の人に参加を依頼してメモを共有して作業する機能
- “メッセージ”、“写真”と“メモ”に保存されたPDFでのマークアップのサポート
- “時計”の“ベッドタイム”アラームを使うと、規則的な睡眠スケジュールの設定と就寝時刻のリマインダーが受け取れます
- “ヘルスケア”にはヘルスケアレコードと臓器提供のサポートが追加されました[米国のみ]
- Live Photosに手ぶれ補正サポートが追加され、写真撮影が改善されました
- Live Photos撮影時におけるライブフィルタのサポート
- iCloud DriveにmacOSのデスクトップと書類フォルダのサポートが追加されました
- “天気”と“マップ”で空気質指標のサポート[中国のみ]
- 中国語と日本語による、Spotlightでのライブ検索結果
- スペイン語(チリ)、中国語(広東語-中国)、英語(アイルランド)、英語(南アフリカ)でのSiriのサポート
- Ling WaiとKaiti Blackの文書用フォントの追加(中国語)
- 游教科書体フォントと凸版文久体フォントの追加(日本語)
- 繁体字中国語とデンマーク語用の新しい辞書と、オランダ語とイタリア語の二言語辞典
- スペイン語(ラテンアメリカ)用のキーボード
アクセシビリティ
- “拡大鏡”はiPhoneまたはiPadのカメラを使って実物をデジタル的に拡大して表示します
- ディスプレイカラーフィルターに新しいレンジが追加され、異なる種類の色覚異常やその他の視覚に関する問題をサポート
- VoiceOverに、単語の発音の仕方を変える発音エディタ、新たな声、複数の音源のサポートが追加されました
- “画面の読み上げ”と“選択項目の読み上げ”に新たなテキストハイライトのオプション。それに加え、キーボードの文字を読み上げる機能と、複数モデル学習をサポートする予測タイピング候補
- スイッチコントロールで、iOS、macOS、tvOSをすべて同じiPhoneまたはiPadからコントロール可能になり、2つ目のデバイス用にスイッチを設定する必要がなくなりました
- 従来のハードウェアのテレタイプアクセサリを必要とせずに、ソフトウェアTTYだけでTTY通話の発信・着信が可能になりました
iOS10で期待していた新機能
新機能がありすぎてちょっと困ってしまうんですが、個人的に少しだけ使ってみて便利になったかなーと思う機能はスリープ状態のiPhoneを持ち上げただけでロック画面が表示されるのは、時間の確認や通知確認をするときに非常に便利になったかなと思います。
iPad限定の機能になりますが、Safariで2画面表示に対応したにはかなり嬉しいですね。今までは別のアプリを使ってブラウザを2画面表示にしたりしていましたが、iOS10からは同じSafari内で2画面表示にすることが可能になります。
iOS10はメッセージアプリが大々的に進化したことをアピールしていますが、確かに楽しい機能なのですが、正直なところDigitalTouchの機能などは必要があるのかなと疑問を感じてしまいます。
フルスクリーンのエフェクトや吹き出しのアクションなどは面白いと思います。
FacebookやLINEにも搭載されていない新しい表現方法を実装したことに意義があったのかもしれませんね。
ミュージックアプリのデザインは再生周りの使いやすさは向上していると思いますが、少々文字が大きすぎるような気がします。画面の大きいiPadやiPhone6 Plusなどはいいのですが、画面の小さいiPhone5sやSEでは画面に表示される情報量が少なすぎるでしょうか。
iOS10のアプルミュージックの大きな特徴としてウィンドウが上部に浮いた重なったUIが一部のアプリで使用されています。このような表現は地図アプリでも採用されており、今後はこのようなエフェクトを使用するアプリが増えてくるかもしれませんね。
iOS10はiPhone5以降、iPad 4、iPad Air以降、iPad Pro、iPad mini 2以降、iPod Touch 6の端末にインストールすることが可能となっています。