アップルが新しいタッチパネル方式「アクティブスタイラス」の特許を出願へ
Appleがアクティブ スタイラスの特許提出
Appleが新しいポインティングデバイスの「アクティブ スタイラス」の特許を提出したとアメリカの特許事務所経由での情報で明らかになりました。
アクティブスタイラスは、本体のタッチパネルにプラスしてスタイラスで独自の磁界を持ち本体のタッチパネルと共同で動作するようで、操作のスピードと正確性が向上し、操作のラグは減少するそうです。このアップルのアクティブスタイラスは具体的にどのような性能を持っているかは明らかになっていません。
iPhoneが登場する以前は、静電容量方式タッチパネルではなく抵抗膜方式タッチパネルやシート状の透明電極を樹脂上にプリントして液晶パネルの表面に貼り付けた、有接点式のマトリクス・スイッチが一般的に普及していたので指の操作せはなくスタイラスペンをでの操作が一般的でしたが、iPhoneが登場し静電容量方式タッチパネルが普及し指での操作が当たり前となりスタイラス操作が廃れていきました。
ただ、近年は静電容量方式タッチパネルに対応した「タッチペン」や「スタイラスペン」が登場しています。ただ静電容量方式タッチパネルに対応したものを購入しないといけないというデメリットがありました。
今回のアップルの特許は、おそらく静電容量方式タッチパネルに対応したペンじゃなくても使用できるものなのだろうと思われます。アクティブスタイラスが用いられるデバイスにiPhoneとiPadが提示されているようです。
追記:iPad ProにてApple Pencilが利用可能に(2016年7月)
2015年10月に発売が開始されたiPad ProにてApple Pencilがアクセサリーとしてリリースされ、iPadで初めて純正のスタイラスペンが登場したことになります。
Apple Pencilは普通のスタイラスペンとは少し違い、ペアリングしたiPad Proでしか利用することができない特徴があります。つまり、この記事で紹介したアクティブ スタイラスの特許が生かされたデバイスになっているということになります。
すべてのデバイスで利用することができないのはデメリットではありますが、Bluetoothと通信をしながら処理をしているためん、字を書くときのタイムラグが極限まで少なくなっているので、書き心地はかなり良好なものになっているように感じます。