iPad Air 2の製造原価は約29000円で128GBの利益率が高い!

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iPad Air 2の製造原価

Appleから発売が開始された「iPad Air 2」の製造原価が調査会社のIHSによって明らかになったとRe/codeが伝えています。

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iPad Air 2ではフルラミネーションディスプレイと反射防止コーティングを施すなど大きくコストアップしてそうな印象はあるのですが、前モデルと比較して少しだけ原価が高くなっている程度で収まっているようです。

  • iPad Air 2 製造原価:275ドル〜358ドル(約29000円〜約37590円)
  • iPad Air 製造原価:274ドル〜361ドル(約28900円〜約37900円)

一番高い部品はLG DisplayとSamsungが生産をしているディスプレイで77ドルとなっており、iPad Airの時のディスプレイの原価は90ドルだったことから、新しい技術を投入することでコストダウンを図ることに成功しているようです。

iPad Air 2の利益率は45%〜57%と見られており、iPad Airの利益率の45%〜61%から若干数字を落としているとのことです。

ちなみに、iPhone 6の製造コストは約200ドル(約21000円)といわれており、16GBでも67800円から販売されていることからiPadよりもiPhoneの方が利益率が高いということになります。

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容量の違いで利益率が大幅に異なる

16GBモデルが売れるよりも128GBが売れた方が利益は高くなる構造となっており、16GBのフラッシュメモリーの原価が10ドル程度となっていますが、128GBのフラッシュメモリーの原価は60ドルとなっています。

16GBモデルと128GBモデル販売価格の差は200ドルとなっており、容量が大きいモデルの利益率が高くなっていることからAppleとしては128GBが売れた方が利益率が良くなるようです。

追記(201701):2016年9月より16GBモデルが廃止され32GB・128GBの2ラインナップ体制になりました。なお、現在のメイン機種となるiPad Proは32GB・128GB・256GBの3ラインナップとなっています。

9to5Mac
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