iPhone 6 Plusの動作が重いと感じるユーザーが約40%に!原因はスペック不足?
iPhone 6 Plusの動作がモタついている?
iPhone 6 Plusは動作がもたついたり、入力した文字の表示が延滞するなどの不具合が報告されているようですが、MacRumorsのフォーラムで「あなたのiPhone6 Plusで動作のモタつきは発生していますか?」というアンケートの実施をしています。
まだ現在進行形のアンケートなので最終的な結果は変化する可能性はありますが、今のところ動作がモタついていると回答しているユーザーは132人と42%、モタついていないと回答したユーザーが177人と58%という数字がでているようです。
もたつきが発生する場面としてはアプリの起動時や画面を回転させる時に画面がフリーズしたりする現象が発生しているようです。
複雑な表示システムが要因か?
iPhone 6 Plusは1920×1080ピクセルのディスプレイを搭載しており、今までのモデルに比べて極めて複雑な表示システムを採用しています。
iPhone 5sはベースポイントが568×320で単純に2倍した素材を1136×640として表示をしていました。iPhone 6はベースポイントが667×375ですがこちらも単純に2倍した素材を1334×750で表示しており基本的な流れは今までと変化していません。
しかし、iPhone 6 Plusはベースポイントが736×414ピクセルで3倍した素材を2208×1242をさらにソフトウェア処理により1920×1080にダウンスケーリングして表示させておりより複雑な表示システムとなっています。
表にまとめるとこんな感じです。
iPhone 5s | 568×320 → 1136×640 |
---|---|
iPhone 6 | 667×375 → 1334×750 |
iPhone 6 Plus | 736×414 → 2208×1242 → 1920×1080 |
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つまり他の機種と比べても一つ処理しないといけない項目が増えておりそれだけCPUやGPUに負担を掛けていることになります。
これだけ処理が複雑になっているにも関わらずiPhone 6と同じA8チップと1GBのRAMを搭載していることから多少スペックに無理があった可能性もあるのかもしれません。
ただ、他の機種でも少なからず動作のもたつきは発生しているので単純にiOS 8の不具合という可能性もありなんとも言えないところですが、iPad Air 2が2GBのRAMを搭載したようにiPhone 6 Plusも2GBのRAMを搭載して欲しかったですね。