iPod Touch 6はGPUの性能が優秀!iPhone6/5sのベンマーク比較結果!
iPod Touch 6とその他のiOSデバイスのベンチスコア
iPod Touch 6は1.1GHzで動作しているA8チップが搭載されていますが、ArstechnicaがiPod Touch 6とiPhone 6/6 Plus、iPhone 5s、iPod Touch 5の各機種にてCPUやGPUのベンチスコアを比較した結果を公開しています!
比較対象となったiOSデバイスのスペックは以下の通りで、iPod Touch 6はiPhone 6/6 PlusのA8チップよりも遅いクロック周波数で動作しています。
機種 | プロセッサ | RAM | 解像度 |
---|---|---|---|
iPod Touch 6 | A8 1.1GHz(64bit) | 1GB | 1,136 × 640 |
iPhone 6 | A8 1.4GHz(64bit) | 1GB | 750 × 1,334 |
iPhone 6 Plus | A8 1.4GHz(64bit) | 1GB | 1,080 × 1,980 |
iPhone 5s | A7 1.3GHz(64bit) | 1GB | 1,136 × 640 |
iPod Touch 5 | A5 800MHz(32bit) | 512MB | 1,136 × 640 |
ベンチスコアの測定はCPUのが「Geekbench」「SunSpider」「Google Octane」「Kraken」、GPUが「GFXBench」「3DMark」となっています。
CPUの性能
シングルコアの結果です。
マルチコアの結果です。
iPod Touch 6のA8チップはクロック周波数が抑えられていることから、基本的な性能はiPhoen 6/6 Plusよりも低い数値結果となっており、iPhone 5sのA7チップと同等なレベルとなっています。ただし、メモリに関してのスコアは高い結果を記録しているようです。
GPUの性能
GPUの性能を測定するGFXBenchのオンスクリーンの結果です。
GPUの性能がディスプレイ解像度が大きくスコア結果を左右しているようで、解像度の高いiPhone 6 Plus(1,920 x 1,080ピクセル)が一番低いスコアとなっており、A8チップを搭載し解像度の低いiPod Touch 6が一番高いスコアを記録しています。
iPhone 6/6 Plusはディスプレイ解像度がドットバイドットではなくDisplay Zoomモードなどを通して表示を実現しているので、iPhone 5sやiPod Touchと比較してCPUプロセッサに負担が掛かっています。
多様化するiPhoneの画面解像度や法則をまとめた表が分かりやすい!
オフスクリーンの状態でのGPUのスコア結果においては、A8チップを搭載しているiPhone 6/6Plus、iPod Touch 6の3機種がほぼ同じスコア結果となっています。
つまり、画面表示をしない場合のGPUの処理速度はクロック周波数に関係なしでほぼ同じ性能となっているということにもなります。
ゲームにおいてはGPUの性能が操作性に大きく左右させるため、ディスプレイ解像度が低いiPod Touch 6は画面は小さいですがどの機種よりも快適に動作するということなのかもしれません。