USBの電力供給が最大100Wに!新規格でノートPCのACアダプタが消えるかも?
電力供給を最大100WのUSB規格が始動!
次世代のUSBの電力供給を最大100Wに拡大する仕様が決定しました。これにより、近い将来のノートPCから専用のACアダプタの必要性は無くなり、iPhoneなどのスマホの充電はUSBからするようにノートPCも100Wの電源供給が可能なUSB電源から充電をする事になるかもしれません。
ということは、ノートPCのUSBからノートPCを充電するというシュールな状況も当たり前になるかもしれませんね…!バッテリーが熱くなってすぐにダメになりそうですが…
今回の決定は、国際電気標準会議とUSBインプリメンターズ・フォーラムの二つの団体が協力関係を拡大したことによって実現したもので、USBの電力供給を最大100Wに拡大する他に双方向のデバイスにおいての給電機能の実装など電力管理の最適化がされるようです。
また、最大10Gbpsのデータ転送速度もサポートすることで4K表示をUSBから接続を可能とするオーディオ/ビデオ機能のサポートもされるとのこと。
USB規格は進化している
USBの規格は進化をしており、上下どちらからでも挿すことができる「TYPE-C」の技術仕様が2014年8月に公開され、10Gbpsのデータ転送速度が実現できる「USB 3.1」に対応することが明らかになっています。最大100Wの電源供給が可能となるUSBは2015年には製品化がされるとのことで、来年以降はUSBの使い方が変わる年になる可能性がありそうです!
追記:2015年4月にAppleがUSB-Cコネクタを採用した12インチのMacBookをリリースしました。世界初のUSB-Cコネクタ搭載のモバイルPCということで対応しているデバイスが少ないなどのデメリットもありましたが、2016年7月にはUSB-Cを搭載したスマートフォンも各社(Nexus 5Xなど)より発売されたことから、今後普及が進むことが予想されます。
なお、MacBook Pro 2016にもUSB-C端子が採用されるのではないかという噂があります。