64bit対応の Android 5.0 Lollipop 正式発表!性能とバッテリーを大幅向上へ!
Android 5.0 Lollipop正式発表!
Google が Android OS のメジャーアップデートとなる「Android 5.0 Lollipop」を正式に発表しました。
同OSはまずはGoogleの最新機種となる「Nexus 6」と「Nexus 9」に標準搭載されることになり、既存の Nexus 4、Nexus 5、Nexus 7はサポートされるようです。
最近リリースされたソニーのXperia Z3やサムスンのGalaxy S5なども時期は遅くなるでしょうが多分適用することができるでしょう。
UIデザインがよりフラットに
Android 5.0 Lollipopのデザインの特徴としては、スマートフォン、タブレット、テレビ、スマートウォッチでの連携がスムーズに行えるように改善され「Material Design」と呼ばれるスマートフォン、タブレット、WEBのデザインを一貫した統一されたUIが採用されており、よりiOS 7のようなフラットデザインを意識したでデザインになっています。
タッチ操作時にアニメーションが動くのも大きな特徴となっています。
パフォーマンスとバッテリー駆動時間が向上
やはり、バッテリーの駆動時間の問題はiOSもAndroid同じです。
iOS 8ではどのアプリがバッテリーを消耗しているのか分かる機能が搭載されていましたが、Android 5.0 Lollipopも同じよう「Project Volta」と呼ばれるバッテリーに関連するAPIを導入しバッテリーを消費しているアプリを特定可能となる Battery Historian が搭載しています。
またアプリの実行方式を変更したことでアプリの起動時間の短縮、パフォーマンスの向上、CPUの利用時間の短され、バッテリーの消費量を大幅に削減することが可能となり、最大で90分もバッテリー駆動時間を長くすることができるようです。
さらに、ARM64 と x86-64 の 64bit 命令セットに対応しパフォーマンスの大幅な向上もしており今後はAppleのiPhoneのようにデュアルコアの64bitプロセッサの採用が進む可能性がありそうです。
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連携機能と通知機能を強化
AppleのiOS 8とOS X Yosemiteもデバイス間の連携機能が目玉機能となっていますが、Androidも同じように各デバイスの連携機能を強化するようです。
通知機能のデザインはGoogle Nowのようなカードスタイルが採用されました。
強化された部分としては、全ての通知を受ける仕組みではなく本当に大事な通知を発信したりすることが可能になるようです。また、返信についてもロック画面から直接行うことできます。
他にもまだまだ大量の改良点があるようで追加されたAPIは5000にもなるそうです。Android 5.0 用の Android SDK は10月17日にリリースされる予定となっています。