12インチMacBook 2016のCPUベンチマークスコアを旧型と比較!
12インチMacBook (Early 2016)のCPU性能比較
12インチMacBookがアップデートされてCPUプロセッサにSkylake-Y Core Mシリーズが搭載され従来通り、1.1GHz・1.2GHz・1.3GHzの3つのプロセッサから選ぶことが可能となっていますが、旧モデルから性能はどれくらい向上しているのかが気になるところ。
CPUの性能を測定することができるGeekbench 3では12インチMacBook (Early 2016)のベンチマークスコアがすでに公開されているので、旧モデルとの比較をしてみたいと思います。
Core m3(1.1GHz)モデル
エントリーモデルとなる1.1GHzモデルは「Core m3-6Y30」が搭載されています。ベースクロックは900MHzですが、旧モデルと同様にcTDP(Configurable TDP)することで通常状態よりも性能を高めているようです。
「Core m3-6Y30」と「Core M-5Y31」のGeekbench 3スコアは以下のとおりで、旧モデルと比較して10%前後の性能アップが期待出来そうです。
MacBook 2016 Core m3-6Y30 |
MacBook 2015 Core M-5Y31 |
|
シングルコア 32bit | 2292 | 2117 |
マルチコア 32bit | 4468 | 3943 |
シングルコア 64bit | 2541 | 2441 |
マルチコア 64bit | 5011 | 4566 |
Core m5(1.2GHz)モデル
ハイエンドモデルとなる1.2GHzモデルは「Core m5-6Y30」が搭載されています。ベースクロックは1.1GHzですので、こちらも旧モデルと同様にcTDP(Configurable TDP)することで通常状態よりも性能を高めているようです。
「Core m5-6Y54」と「Core M-5Y51」のGeekbench 3スコアは以下のとおりで、10%前後の性能アップとなっています。
MacBook 2016 Core m5-6Y54 |
MacBook 2015 Core M-5Y51 |
|
シングルコア 32BIT | 2534 | 2298 |
マルチコア 32BIT | 5104 | 4494 |
シングルコア 64BIT | 2894 | 2301 |
マルチコア 64BIT | 5845 | 4709 |
Core m7(1.3GHz)モデル
CTOモデルとなる1.3GHzモデルは「Core m7-6Y75」が搭載されベースクロックは1.2GHzとなっています。まだ、ベンチマークスコアが公開されていないので、どれくらいの性能アップとなるかは不明ですが、傾向からみると10%前後に性能向上になっていることが予想できます。
MacBook 2016 Core m7-6Y75 |
MacBook 2015 Core M-5Y51 |
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シングルコア 32BIT | 2513 | |
マルチコア 32BIT | 4864 | |
シングルコア 64BIT | 2747 | |
マルチコア 64BIT | 5476 |
MacBook (2016)の1.1GHzモデルの性能はMacBook (2015)の1.2GHzモデルのCore Mプロセッサ並みといった感じで同じ価格でワンランク上の性能を手にすることができると言えそうです。
また、メモリの帯域が25.6GB/sから29.8 GB/sに、内蔵GPUがIntel HD Graphics 5300からIntel HD Graphics 515に、SSDストレージが高速化されたことから、体感速度はCPUのアップデート以上に感じることができるかもしれませんね。