アップルとサムスンの宣伝広告費における販売戦略の違い

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サムスンの広告費はアップルの10倍

韓国サムスン電子のスマートフォンやテレビなどのシェアは世界1位となり営業利益も増加を辿っていますが、サムスンの「広告宣伝費」は2010年に「Galaxy S」を発売したときは約5460億円でしたが、2012年にはソニーの3倍、アップルの10倍となる約9830億円をかけているとダイヤモンド・オンラインが伝えています。

サムスン広告費

このグラフを見れば一目瞭然でコカコーラやソニーという大企業の広告費の約3倍もの広告費をかけておりいかに巨額な額かということがわかります。

さらに、人件費や営業、マーケティング費に当たる「販売管理費」についてもアップルが7%台なのに対しサムスンは20%台前半の「販売管理費」をかけているようです。

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これはアップルとサムスンの販売戦略の違いにありサムスンは各地域に合わせたスマートフォンを開発していますが、アップルは基本的には全世界共通の端末を開発しておりその結果が「販売管理費」に差を生んでいることがわかります。

サムスンは「販売管理費」や「広告宣伝費」に多額のお金をつぎ込んでいますが、営業利益でみるとソニーやその他のスマホメーカーより利益率はよくなっています。これは、スマートフォンの部品はサムスン自身が自社生産しているものが多く、アップルやソニーに比べて製造コストが低くなっていることがわかります。

アップル サムスン 製造コスト

こうやって見るとアップルとサムスンの戦略が全く違うことがわかりますね。

[ダイヤモンド・オンライン]

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