iPhoneの世界シェアが18%から15%に下落、スマホ市場も頭打ちに!
2016年1月〜3月期のスマートフォン市場シェア
2016年1月〜3月期の世界のスマートフォン市場シェアとスマートフォンの販売台数の調査した結果をIDCが発表しました!
Appleの世界シェアは15.3%となり前年同期比の18.3%から3%も数字を落とす結果となったようです。Appleは決算発表でiPhoneの販売台数が前年同期比より下回ったことを明らかにしましたが、世界の市場シェアにおいても大きく数字を落とすことになりました。
首位となったのはSamsungで8190万台のスマートフォンを販売し世界の市場シェアは24.5%となり前年同期比の24.6%から0.1%しかシェアを落としていません。2位がAppleで5120万台のiPhoneを販売し15.3%と前年同期比の18.3%から大きくシェアを失うことになりました。
iPhone 6s/6s PlusはA9プロセッサに2GBのRAM、3D Touchなどの新機能を搭載し2015年9月に発売が開始されましたが、iPhone 6/6 Plusユーザーがわざわざ機種変更をするほどの魅力を打ち出すことができなかったのかもしれません。
世界のスマホ販売数も頭打ちに
この3ヶ月間に販売されたスマートフォンは前年比から50万台程度増えた約3億3490万台となり、全体の販売台数をみても頭打ちとなっている状況のようです。とはいえ、Samsungは日本ではあまり人気はありませんが世界的に見ると高いシェアを維持していることが分かります。
なお、シェアを大きく拡大しているのが中国のHuaweiで1年前のシェアは5.2%だったのに対し2016年1月〜3月期は8.2%と3%のシェア拡大を実現し好調となっているようです。HuaweiはGoogleのNexus 6Pの製造メーカーでもありますが、自社開発をしているHuawei P8シリーズも人気となっており日本でも格安スマホとして販売されています。Huawei P8 liteは家族が実際に利用していますが、価格の割にとても使いやすい端末なので人気になる理由も分かるような気がします。
Huaweiは新機種としてP9/P9 Plus/P9 Liteを発表・発売をし、今後もシェア拡大をする可能性は高く、もしかするとAppleとシェア争いをする…そんな存在にまで上り詰めるかもしれません。
iPhone SEに期待
Appleは4インチのディスプレイを搭載した低価格のiPhone SEを2016年3月31日に発売を開始しました。399ドルという価格設定で価格帯の安いAndroidスマホに挑む戦略を取りました。ティムクックCEOは「iPhoneSEは予想よりも売れている」とコメント、供給が追いついていない状況であることを明らかにしました。
iPhone SEの販売数が加わるのは2016年4月以降となるので、次回の2016年4月〜6月期のスマートフォンの市場シェアは回復していることに期待したいところです。