「OS X 10.9 Mavericks」が非常に使いやすい!良かった点のまとめと評価!
「OS X 10.9 Mavericks」が使いやすい!
本日よりアップルが「OS X 10.9 Mavericks」の無償提供を開始しましたが、現在の形の原型となった「OS X 10.7」から少しづつ改良を重ねて使いやすいOSになってきたなというのがアップデートをしてみた感想です。
マルチディスプレイ対応
まず、マルチディスプレイにちゃんと対応したことが何より嬉しい点です。「OS X 10.8」まではフルスクリーンモードにすると片方のディスプレイを利用することが出来なかったのですが、「OS X 10.9」からフルスクリーンモードにしても片方のディスプレイも使用することが出来るので片方で記事を書いて片方で参考にしているページを見るという作業ができるようになりました。
「OS X 10.9」からはメニューバーが両方の画面に表示されるようになりアクティブになっていない方は半透明になる処理がされています。
空き容量が増えた
「OS X 10.9」にアップデートしてから気づいた点としてストレージの空き容量が増えたことです。
元々161GBほどの空き容量があったのですが「OS X 10.9」にアップデート後にストレージの空き容量を確認をしてみると166GBとなんと5GBも空き容量が増えていました。通常新しいOSをインストールするたびに容量が増える傾向にありますが、「OS X 10.9」は無駄なファイルなど整理されOS自体の容量が減ったにかもしれません。
マップ・iBooks・iCloudキーチェーン
あと目玉機能としては、「マップ」、「iBooks」、「iCloudキーチェーン」ではないでしょうか。
「マップ」に関してはiOS版とほぼ同じです。
やはりMac版は「A7」プロセッサを搭載したiPhone 5sの「マップ」より断然処理速度が速くマウスとキーボードを使えるのでとても快適です。今後は部屋にMacとiPhoneがあったら恐らくMac版で地図検索をすると思います。やはりマウスとキーボードの操作に敵う操作方法ってないのではないでしょうか。
「iBooks」に関してもiOS版とほぼ同じですね。仕事中に漫画を見てしまうというリスクが今後襲いかかってきそうです。
さて、問題なのは「iCloudキーチェーン」です。
実は当環境では以前からパスワード管理アプリの「1Password」をMac、iPad、iPhoneで使用しており今のところiCloudキーチェーンの必要性を見いだせていません。どちらもほぼ同じ機能だと思うのですが「1Password」の利点はChromeやFirefoxなどの他のウェブブラウザでも利用することができることでしょうか。
iCloudキーチェーンはまだ使っていないので使い勝手はわかりませんが、今後利用してみて「1Password」より使いやすかったら移行を検討したいと思います。
(追記:iCloudキーチェーンを利用してみたところ、純正アプリとの連携機能なのでとてもスムーズで使いやすいですね。同じApple IDのiPhone、iPad、Macなら自然にパスワード管理をすることができるので利便性はかなり高いように感じます。)
内部システムも大きく進化
「OS X 10.9 Mavericks」は内部的なところで大きな進化をしており、CPUの効率を良くする「タイマーコアレッシング」、隠れたウィンドウのアプリケーションの処理速度を制限してバッテリーを節約する「App Nap」、「Safariパワーセーバー」、自動でメモリを圧縮する機能などが搭載しています。
あまり使用していて効果があるのかないのか実感がないのですが、モバイル時のバッテリー駆動時間は多分良くなっているのではないでしょうか。
追記:2015年10月にOS X El Capitan 10.11がリリースされました。OS X Yosemite 10.10でUIデザインがフラットデザインに大刷新が実施されましたが、動作速度が改善されたブラッシュアップバージョンとなっています。
https://itstrike.biz/apple/mac/28581/