OS X El CapitanをYosemite/Mavericksにダウングレードする方法
OS X El Capitanをダウングレードする方法
OS X El Capitan 10.11がリリースされてから約1ヶ月ほど経過しましたが、OS X Yosemiteと比較しても動作は軽快で使いやすいものに仕上がっていると思いますがセキュリティ強化のために一部のサードパーティ製のアプリが使用することができないなど、旧OS Xにダウングレードをしたいという方もいるかと思います。
僕が所持している2010年のMacBook ProもOS X El Capitan 10.11にアップグレードをして動作が軽くなって良かったのですが使えないアプリがあったので、2世代前のOS X Mavericksにダウングレードをしました。1世代前のOS X Yosemiteは動作が遅くて2010年のMacBook Proでは少々辛いので今回は2世代前のMavericksまで戻します。
OS Xのダウングレードは3つの方法があります。一つはTime Machineを利用して以前の環境に戻す方法。二つ目はインストールファイルをダウンロードしてUSBなどにインストールメディアを作成してインストールする方法。3つ目はインターネットリカバリー機能を使って工場出荷時にインストールされていたOSまで戻す方法。
Time Machineを利用して復元する方法
一番簡単な方法はTime Machineを利用して復元する方法です。少なくともOS X El Capitanにアップグレードする前までの環境に戻すことができるので楽です。しかし、この方法はTime Machineでバックアップを取り続けていた場合に使える方法となります。
Mac を再起動し「command + R」キーを押したままにし「OS X ユーティリティ」を起動します。
「Time Machineバックアップから復元する」を選択し、復元したいバックアップファイルを選択します。右側にOS Xのバージョンが記述されています。
あとは復元をするだけで旧OS Xに戻すことが可能です。ただし、新しいOS Xで作成したファイルなどは消えてしまうので注意が必要です。また、何らかの事情で復元できないこともあるようです。僕の場合はなぜか途中でエラーが発生して復元できませんでした。
インストールメディアを作成してインストールする方法
旧OS XのインストールデータはMac App Storeで過去にダウンロードしたことがあれば「購入済み」からダウンロードすることが可能です。
OS X 10.11なのに10.10と表示されていますが気にせずにダウンロードだけします。今回はMavericksをダウンロードしていますがYosemiteも同じ要領でダウンロードできます。
次に、DiskMaker Xというアプリを使ってインストールメディアを作成します。8GB以上のUSBメモリが必要となります。
DiskMaker Xを起動すると、どのバージョンのインストールメディアを作成するか聞いてきますので、先ほどダウンロードしたOS Xのバージョンを選択します。
インストールファイルを選択します。
USBメモリを選択します。
USBメモリにインストールメディアが作成されます。おおよそ30分くらいの時間がかかると思います。この画面が表示されればインストールメディアが作成が成功です。
次に、インストールメディア(USB)をUSBポートに挿した状態で「Option」を押しながらMacを起動をして、起動ディスクを選択する画面で「install OS X」を選びます。
すると懐かしいMavericksのOS Xユーティリティの画面が表示されます。あとは、「OS Xをインストール」をクリックして進めるだけです。
今回はOS X Mavericksをインストールしていますが、OS X Yosemite同じ要領でインストール可能です。
インターネットリカバリーをする方法
この方法は安定したインターネットに接続できる環境でないと利用できないので注意です。
「command + R + Option」を押しながらMacを起動すると自動的にインターネットリカバリーとなり、地球儀のマークが表示されます。Wi-Fiに接続ししばらく待つとそのMacがプリインストールされていたOSまで復元することができます。
以前に記事にしたことあるのですが、2010年のMacBook ProではOS X Mountain Lion 10.8まで戻ることが可能でした。