Apple Watchが大きく進化する「watchOS 2」のアップデート開始!
「watchOS 2」リリース!
Appleがリリースを延期していた「watchOS 2」の配信を開始しました!
「watchOS 2」はiPhoneがなくてもApple Watch単体でネイティブで動作するアプリを開発できるなど大きく進化をしています。サードパーティーのアプリに関しては対応を待つことになるのでしょうが、Apple Watchの使い方の幅が大きく広がるように感じます。
watchOS 2にアップデートする方法
Apple WatchのOSを「watchOS 2」にアップデートするのは、ペアリングしているiPhoneの「Apple Watch」アプリの「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から可能となっています。また、Wi-Fiに接続されたiPhoneの通信圏内にあり、充電器に接続されている状態で、50%以上充電されている状況でアップデートが可能となっています。
なお、ダウンロード容量は517MBとなっていますがサーバーが混雑しているのか現時点(9/22 3:30)ではダウンロード速度がかなり遅い状況となっているようです。
watchOS 2のリリースノート
watchOS 2の新機能や改善点は以下の通りで、見た目で変化が分かるのは文字盤は好きな画像を設定することができる新しい文字盤といえるかもしれません。
個人的には便利そうだなと思う機能としてタイムトラベル機能があります。タイムトラベル機能はデジタルクラウンを回すことで過去のスケジュールや先の予定などを簡単に確認することができる機能で、手軽に先の予定を確認できるのはかなり便利そうです。
また、Apple Watchを手から外して横向きに置くことで起動するナイトスタンドモードも時計らしい機能といえそうです。
- 新しい文字盤と時計機能
- 香港、ロンドン、マック湖、ニューヨーク、上海、パリのタイムラプスビデオ
- お気にい入りの写真が表示され、手首を上げるたびに写真が変わるフォトアルバム、Live Photosサポート
- タイムトラベル機能で、Digital Crownを回して未来や過去の情報をチェック
- ナイトスタンドモードで、Apple Watchを目覚まし時計として使用
- 9つの新しい色で文字盤をカスタマイズ、下らしいマルチカラーモジュラー文字盤を追加
- 他社製Appのコンプリケーション作成をサポート
- Siriの機能改善
- 特定のワークアウトの開始、公共交通機関での経路検索、グランスの表示を指示
- FaceTimeオーディオ通話とメール返信をサポート
- HomeKiteのサポートにより、自宅内の対応デバイスをSiriで操作
- オーストリア、ベルギー(フランス語とオランダ語)、ノルウェーでのサポートを追加
- アクティビティとワークアウトの機能改善
- Apple Watchないの他社製Appで記録したワークアウトデータをアクティビティリングに取り込み
- iPhoneの”アクティビティ”Appのアクティビティリング、ワークアウトデータ、目標達成の共有
- 目標達成をほかの人と共有
- 週ごとの概要をオンデマンドで表示
- アクティビティ通知を終日消音
- ワークアウトデータを自動保存
- Apple PayとWalletの機能改善
- Discoverカードをサポート
- ポイントカードと店用のクレジットカードやデビットカードをサポート
- Apple Watch内の他社製AppからWalletにパスを直接追加
- 友達とDitigal Touchの機能改善
- 12人を超える友達をApple Watchから直接追加
- 友達をグループにまとめてグループ名を設定
- 複数の色を描いたスケッチを送信
- アニメ絵文字の新しいオプション
- マップの機能改善
- 交通機関表示で、主要都市の路線、駅、複数交通手段での経路を確認
- 現在の検索での経路リストを表示
- 駅の出発案内情報を表示
- ミュージックの機能改善
- 新しい”Beats 1″ボタンで、24時間オンラインラジオを受信
- 新しい”Quick Play”ボタンで、Apple Musicの様々な曲を再生
- 音声入力や絵文字でメールに送信、またはメール用にカスタマイズしたメッセージでスマート返信
- FaceTimeオーディオで通話
- iPhoneが近くにない場合でもWi-Fi通話をサポート(通信事業者の対応が必要)
- アクティベーションロックにより、Apple Watchのアクティベート時にApple IDとパスワードを要求して不正使用を防止
- デベロッパ向けの新機能
- ネイティブSDKを使って、Apple Watchでネイティブで動作する、より高速で強力なAppを開発
- 加速度センサーにアクセスして、動きをより精密に追跡
- 心拍センサーにアクセスして、ワークアウトに活用
- マイクとスピーカーにアクセスして、オーディオを録音および再生
- Tapic Engineにアクセスして、8種類の触覚フィードバックで反応
- Digital Crownにアクセスして、より詳細に制御
- Apple Watch上でビデオを直接再生
- iPhoneが近くにない場合App実行をサポート(既知のWi-Fiネットワークに接続されている時にネットワーク機能を利用するなど)
- 文字盤のコンプリケーションを作成
- Appで記録したワークアウトデータをアクティビティリングに反映
- Appで記録したワークアウトデータをiPhoneの”アクティビティ”Appに取り込み
- システム言語のサポートを追加:英語(インド)、フィンランド語、インドネシア語、ノルウェー語、ポーランド語
- 音声入力言語のサポートを追加:オランダ語(ベルギー)、英語(アイルランド、フィリピン、南アフリカ)、フランス語(ベルギー)、ドイツが(オーストリア)、スペイン語(チリ、コロンビア)
- スマート返信言語のサポートを追加:繁体字中国語(香港、台湾)、デンマーク語、オランダ語、英語(ニュージーランド、シンガポール)、日本語、韓国語、スウェーデン語、タイ語
一部機能は、国や地域によっては利用できないことがあります。
細かい機能の改善は多数あるようですが、やはり「watchOS 2」の最大のポイントとなるのが Apple Watch が単体で動作することができる点でしょう。まだまだ手探り状態といった印象の Apple Watch ですが、サードパーティーに機能がかなり解放されたことで、革新的なアプリが登場することになるのか非常に楽しみです。