まだまだ未完成感を感じるiTunes 12.4

iTunes12.4は、OS X Yosemiteがリリースされたと同時にリリースされたiTunes 12で廃止されたサイドバーが復活するなど大きくUIデザインが変更されました。個人的にはサイドバーのないUIデザインはシンプルで好きだったので、サイドバーを非表示にしてみました。

iTunes12.4でサイドバーを非表示に

復活したサイドバーを消すには、iTunesの上部メニューの「表示」から「サイドバーを隠す」を選択するだけでできます。

iTunes 12.4でサイドバーが表示された状態の画面。

iTunes 12.4でサイドバーを非表示にするとこうなります。

しかし、iTunes12.0〜iTunes12.3と同じUIデザインになるわけではなく、右側に「同じタイプのアーティスト」という項目が表示されてApple Musicの宣伝が入ってきます。iTunes12.3の画面のほうがよりシンプルでした。

しかも、楽曲のアルバムアートワークの色に合わせて全体の色合いが変わっていた表示がiTunes 12.4はタイトル名が表示されている部分だけになりシンプルになっています。この色合いが変化するのは結構好きだったんですけどね。iOS 10のミュージックアプリもシンプルになるという情報がありますが、先駆けてiTunes 12.4はこのようなデザインにしたのでしょうか。

iTunes 12.3までは右上のチェックメニューから表示を「アーティスト」「アルバム」「曲」「ジャンル」など変更することができましたが、iTunes 12.4はこのチェックメニューが消えてしまったのでサイドバーを非表示にすると切り替えることができなくなってしまいました。

なので、表示を「アーティスト」から「ジャンル」に変更したい時はサイドバーを表示しないといけないという…。なので、結局サイドバーを表示する状態に戻しました。

再生回数のリセットが出来なくなった

iTunesのマイミュージックにある楽曲を再生すると再生回数が表示されます。

これはiTunes 12.4でも同じです。この再生回数は右クリックのメニューからリセットすることがiTunes 12.3までは出来ました。

しかし、iTunes 12.4は再生回数をリセットする項目が消えリセットすることができません。どこか移設したのかなと思い他を探してみましたが見当たりません。

再生回数をリセットする機能を入れ忘れたのか仕様なのかは不明ですが、もし再生回数の表示をしたくない場合は列の一番上の部分を右クリックすると列を表示するかどうかをチュックで選択することができるので、ここから消してしまいましょう！

Apple Musicを非表示に

Apple Musicを利用していない方は項目を消してしまってもいいかもしれませんね。iTunes 12.3以前と消す方法は変わっておらず、「iTunes」の「環境設定」→「一般」から「Apple Musicを表示」のチェックを外しましょう。

しかし、このチェックを外しただけでは「Radio」が残ってしまうので「制限」の「Apple Music」と「Connect」にチェックを入れることで綺麗さっぱりさせることができます。

まとめ

iTunes 12.4になって使いやすくなったかどうか微妙なところではありますが、Apple Musicなどのサービスが追加されてiTunes自体が肥大化しており、Apple自身もいろいろと試しながらより使いやすいUIデザインを模索しているように感じますね。