iPhone・iPadで電池の減りが早い時に改善させる設定方法
iPhoneやiPad(iOS9)のバッテリーを長持ちさせるための設定
iPhone6s/6s PlusはA9プロセッサの性能を大きく向上させながら省電力化を果たしたことからバッテリーの容量が少なくなったにも関わらずiPhone6/6 Plusと同等のバッテリー駆動時間を実現しています。
使い方によっては、旧モデルよりも電池が持たないという事もあるようですが、僕の環境ではほとんど同じかなといった印象です。どうせなら同じバッテリー容量を搭載することができたとしたら、バッテリーの持ちはかなり改善したのにな…と残念な思いもしつつありますが、3D Touchなどの新機能を搭載するためには仕方がなかったことなのでしょう。
ということで、iPhoneのバッテリーを少しでも長持ちさせるための設定をいくつか紹介したいと思います。以前にも紹介したことがある内容なのですが、今回は最新のバージョン「iOS9」の機能に合わせたものとなっています。
1.低電力モードをオンにする
iOS9から搭載された「低電力モード」をオンにすることで、ほぼ電池の持ちを長持ちさせるための設定はクリアしてしまうように感じます。
低電力モードをオンにすることで以下の機能がOFFとなります。
- メールのプッシュ取得
- Appのバックグラウンド更新
- Appの自動ダウンロード
- ビジュアルエフェクトの停止
- CPUプロセッサのクロックダウン
ビジュアルエフェクトは背景の視差効果がオフになります。CPUプロセッサのクロックダウンは低電力モードをオンにすることしか実行できない機能なので、低電力モードをオンにすることの効果はかなり高いものとなります。
とはいえ、かなりの機能がオフとなるので不便を感じることもあるかもしれません。なので、通常モードでバッテリーの節約をしたい場合は以下の方法をおすすめします。
2.位置情報サービスをオフにする
位置情報サービスの設定は低電力モードをオンにしてもオフにはならないので一度は見直してみた方が良い設定といえます。
まず、システム関連で必要がなさそうな項目をオフにしていきます。「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「システムサービス」にアクセスします。
個人的には「Homekit」、「位置情報に基づくiAd」、「携帯電話通信網検索」、「時間帯の設定」、「この近くで人気」、「経路と交通情報」、「診断/使用状況」、「“マップ”を改善」あたりをオフにしてもいいかなと思います。
ただし、海外に渡航することが多い方は「時間帯の設定」や「経路と交通情報」はオンにしておいた方がいいでしょう。位置情報は全て必要ないという方は全てをオフにしてしまってもいいのかもしれません。
なお、各アプリことに位置情報をオフにすることも可能なので、位置情報データを頻繁に取得しているTwitterや天気などのアプリの位置情報をオフにするだけでも効果はあるでしょう。
3.バックグラウンド更新をオフにする
バックグラウンド更新は低電力モードをオンにすることでオフになる機能です。
バックグラウンドで動いているアプリは「設定」→「バッテリー」の「バッテリーの使用状況」から各アプリで確認をすることができます。
上位にあるアプリが電池を喰っているアプリなので、ここにFacebookのようにバックグラウンド更新を常に行っているアプリをオフにすることで電池の消耗を抑えることができます。ただし、利便性は低下しますのでご注意を。
個人的にはFeedlyのバックグラウンド更新を辞めたかったのですが設定することはできないっぽいですね。
4.自動ダウンロードを停止
自動ダウンロードも低電力モードをオンにすることでオフになる機能です。
この機能は他のiOSデバイスで購入したアプリやブック、ミュージックを自動的にダウンロードしたりアプリのアップデートを自動的に実施するものです。
「設定」→「App StoreとiTunes Store」からオフにすることができます。
5.通知アプリの見直し
通知設定を「設定」→「通知」から各アプリで細かく設定することができます。通知設定が必要ないアプリをオフにすることで電池の持ちが良くなるだけでなく、通知される煩わしさもなくなります。
6.自動オフを30秒に
iOS9より自動ロックの設定が「1分」から「30秒」に設定することが可能となりましたので1分も表示している必要がなければ30秒に設定しときましょう。
「設定」→「一般」→「自動ロック」から「30秒」を選択します。
なお、低電力モードにすると自動的に「30秒」に設定されます。
7.明るさの自動調節をオフに
明るさの自動調節をオフにすることで昼間の明るい場所に行ってもバックライトが最大になることを防ぐことができます。
「設定」→「画面表示の明るさ」の「明るさの自動調整」から設定ができます。
若干、昼間の視認性が下がりますがバックライトはバッテリー消耗の最大に敵でもあるの手動で調整デキる方はオフにしましょう。
8.透明度を下げる、視差効果をオフに
透明度を下げる、視差効果をオフににすることでプロセッサの負担が減り少しだけバッテリーの駆動時間を伸びることが期待出来ます。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」から設定することが可能です。
9.AirDropをオフに
iOSやMac間でデータのやり取りをすることができるAirDropをオフにします。使う時だけオンにすることでバッテリーの消費を抑えることが期待できます。
ホーム画面で下から上にスワイプしてコントロールセンターを起動、ここからAirDropの設定を見直します。
10.Bluetoothをオフに
ついでにBluetoothをオフにすることでもバッテリーの消費を抑えることが期待できます。
ただし、Apple Watchなどを利用している場合は不便になりますのでご注意を。
11.メール受信をプッシュからフェッチに変更
メールアプリのメールの受信方法をメールが受信したと同時に受信することができるプッシュからフェッチに変更することでッテリーの消費を抑えることが期待できます。
「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」から設定を変更することが可能です。
フェッチに変更した場合は、15分ごと、30分ごと、1時間ごと、手動の4つから設定することができます。メールの受信の見逃しがないように15分ごとに設定することをオススメします。
12.SIRI検索候補をオフに
iOS9よりホーム画面を左にスワイプすることで「SIRI検索候補」という画面が表示されるようになりました。ここには、自動的によく連絡をする相手やアプリなどが表示され、さらに気になるニュースなんかも自動的に表示されます。
しかし、画面を表示させるだけでニュースなどを読み込むため確実にバッテリーを消費しているのは確かです。
「設定」→「一般」→「Spotlight検索」から「Siriの検索候補」から機能をオフにすることが可能です。
また、Spotlight検索の検索範囲を設定することもできるので必要のないアプリはオフにしておきましょう!
13.最終手段・機内モード
これは最終手段です。機内モードをオンにすると3G・4G・Wi-Fiの電波を受信することができなくなります。低電力モードと機内モードを組み合わせると最強かもしれません。
機内モードは地下や山など電波が入りにくい時にオンにすることで、無駄にアンテナを探すことがなくなり電池の持ちが良くなるというもの。もし、電波の悪い場所で電池の持ちがヤバいときなど機内モードを使うことで切れそうだったiPhoneを少しでも長く使うことができるかもしれません。
ちなみに機内モードでもWi-Fiをオンにすることができます。
もしWi-Fiの電波があるところで電池の持ちを伸ばしたい場合は機内モードをオンにしてWi-Fiをオンにすることをオススメします。